魔サイの戦士と彼岸の悪鬼がいるときにはどちらの効果が優先されるのか、が決着した模様です。
このネタは随分前に書いていたのですが、wikiの情報が間違っている可能性があるという一報を受けてお蔵入りしていました。今回、無事に結論がでたので改めて書きます。びっくりするぐらい単純な問題ですね。
前提条件として、wikiでは当初「先にフィールド上に存在していた方の永続効果が適用される」とありました。つまり、彼岸が先にあるときに魔サイの戦士を出すと、彼岸の効果で破壊されてしまうということです。しかし、これだとペンデュラム召喚によって同時に出した時の処理が不明になってしまいます。
彼岸vs魔サイの戦士では「魔サイの戦士」の効果が適用される
BurningAbyssこと「彼岸」ですが、下級悪魔族の「彼岸の悪鬼」シリーズには全て特定条件下での自壊効果が備わっています。実は発動しない永続効果なんです、これ。
一方、同じEXTRAPack2015で登場した《魔サイの戦士》には、自身以外の悪魔族を効果破壊から守る永続効果があります。
この相反する2つの効果が同時に適用される場合、《魔サイの戦士》の永続効果が優先されるという裁定がでました。
- Question
- 自分のモンスターゾーンに「魔サイの戦士」が表側表示で存在しています。この状況で、「彼岸の悪鬼 スカラマリオン」(中略)を表側表示で召喚した場合、どうなりますか?
- Answer
- 質問の状況の場合、「魔サイの戦士」の『①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、「魔サイの戦士」以外の自分フィールドの悪魔族モンスターは戦闘・効果では破壊されない』効果と、召喚された「彼岸の悪鬼 スカラマリオン」等の『②:自分フィールドに「彼岸」モンスター以外のモンスターが存在する場合にこのカードは破壊される』効果がそれぞれ適用される事になります。
この場合、結果的に「魔サイの戦士」の効果が適用されている間は、「彼岸の悪鬼 スカラマリオン」等は自身の効果によって破壊される事はありません。
これが正解です。
なんで魔サイの戦士が優先されるのか
サイコショッカーとスキドレのように、互いに相反する効果だった場合には、どちらのほうが先に適用されているかで処理が変わってきます。
ただし、魔サイの「(自分以外の)悪魔族は破壊されない」という効果は、スカラマリオンらの自壊効果に対して一方的に作用します。逆にスカラマリオンには魔サイの効果に対して影響をおよぼすことはありません。
マサイの効果は「破壊されない」であるため、それはスカラマリオンらの「破壊される」を打ち消します。
結果「マサイ > スカラマリオン(彼岸の悪鬼)」という関係がわかります。
マクロコスモスと王宮の鉄壁の関係と同じ
この関係は《王宮の鉄壁》と《マクロコスモス》の関係と同じです。
鉄壁は「除外させない」ですが、マクロは「全部除外する」です。これらが同時にある場合には必ず鉄壁のほうが優先されます。
マクロを邪帝ガイウスに置き換えればわかります。ガイウスの効果を発動しても、鉄壁があれば対象にしたカードは除外できないのはわかりますね。鉄壁とマクロがどちらも永続なので混乱しがちになりますが丁寧に考えれば難しくはありません。
過去には「カード効果の無限ループを防ぐため」というトンデモ意見があったようですが、わすれましょう。
結論:破壊を無効にする効果があれば破壊はされない
当然といえば当然のことですね。魔サイの戦士は破壊されないという効果なので、破壊効果そのものを打ち消します。それが永続効果だという理由で「先にフィールドにいたほうが勝つ」という論理は当てはまりません。
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