《星輝士 デルタテロス》が《光天使セプター》を素材としてエクシーズ召喚に成功した場合、光天使セプターによってデルタテロスは「カードを破壊してドローする」という効果を発動できます。
そして相手プレイヤーはこの効果に対して一切の発動が不可能という状況です。かなり販促反則な効果ですが、実際にどういう原理なのかを簡単に説明します。
さほど難しいものではないのですが、【テラナイト】を相手にするときに便利なので書いておきます。
デルタテロス自身のエクシーズ召喚成功時にも相手は発動ができません
デルタテロスの(1)の効果は「永続効果」。よって、デルタテロス自身がエクシーズ召喚に成功した時のタイミングでは相手プレイヤーはあらゆるモンスター・魔法・罠効果を発動できません。
これはオベリスクの巨神兵の効果とほぼ同一です。
例えばどんなカードが発動できないのか。特に分類は必要ありませんが、よく質問があるものとしては以下の様なカードが有ります。
- 召喚反応系
- 《奈落の落とし穴》
- 《激流葬》
- フリーチェーン
- 《強制脱出装置》
- 《月の書》
- 《神竜騎士フェルグラント》
- 《セイクリッド・プレアデス》
- 効果無効系
- 《エフェクト・ヴェーラー》
- 《光と闇の龍》
- 《ブレイクスルー・スキル》
- 《天罰》
- 《蟲惑の落とし穴》
自分の効果には影響しないのでセプターの付与効果を使える
デルタテロスの永続効果が影響するのはあくまでも相手プレイヤーでしかありません。ですから自分はデルタテロスのエクシーズ召喚時に様々なカードを発動できます。
もちろん、セプターを素材にしてエクシーズ召喚したならば、そのセプター効果を発動できます。
デルタテロスの効果にチェーンして相手はチェーンできないのはどうしてか?
おそらく多くのYPが疑問に感じているのが「セプターの効果(正確にはデルタテロスの効果)にチェーンして無効化系を発動できないのか?」ということでしょう。
例えばセプター効果にチェーンしてスキルプリズナーやブレイクスルー・スキルを発動して破壊を無効にしたいと考えるかもしれません。しかし先程も言ったようにデルタテロスのエクシーズ召喚成功時には相手はあらゆる発動を封じられています。
セプター効果発動後もまだデルタテロスの特殊召喚成功時のタイミングということがわかればすんなり飲み込めるはずです。
セプター効果解決後ならば、特殊召喚成功時ではないので発動が可能
デルタテロスのエクシーズ召喚成功時には相手プレイヤーはカードや効果を発動できません。しかし、そのときに発動した効果解決後ならば、発動は封じられません。
例えば、攻撃宣言時などは既に特殊召喚成功時を過ぎていますから、デルタテロスを次元幽閉などで除外することができます。
追記:デルタテロスの起動効果より先に強制脱出装置を打つ方法
何人かの人にアドバイスを受けたので言及しておきたいと思います。
デルタテロスがいるときに召喚・特殊召喚に成功した場合、相手は召喚時のカードを発動できません。しかし、「強制脱出装置」などをセットしていた場合に、デルタテロスの(2)の起動効果発動前にデルタテロスを戻して発動を封じることができます。
デルタテロスがセプターを素材にして特殊召喚した時、何らかのカードを破壊したとします。ここからデルタテロス自身が本来持っている破壊効果を発動する場合、必ずターンプレイヤーは優先権の放棄を宣言しなければなりません。つまり、デルタテロスのSS時の誘発効果と起動効果の発動の間で、一度だけ相手から優先権が移ることになるのです。
デルタテロスによって破壊されてほしくないモンスターが居るならば、自分に優先権が回った瞬間にそれを行使して強制脱出装置を発動しましょう。これによってデルタテロスの起動効果を阻害しつつ非破壊時の効果も防ぐことができます。
余談
ルールマスター認定ですが、見事におちました。基本問題で2つ不正解。多くの人が思っているでしょうが、応用と基本が間逆です。ルール系YPにとってあの応用のレベルは簡単ですが、逆に基本はジャッジ関連ばかりで辛い。
KONAMIには8月でもっと是正していただきたいものです。せめて応用問題がより難しくなれば納得できます。まあ、でもあれ以上のレベルが大量に出るとほとんど答えられないでしょうが。特に攻守の計算がでると厄介です。
というわけで愚痴でした。
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