【シャドール】を使用している人からの疑問で多いのが「下級シャドールの効果(リバース以外)をシンクロやエクシーズ素材にしたら効果を発動できますか?」というものです。
遊戯王としては基礎的なもので数多くの類例(暗黒界とか)がありますが、簡潔かつ完結にまとめてみたいと思います。
「効果で墓地に送られた場合」とはどういうことなのでしょうか
今更な内容もありますが、初心者向けとして丁寧に解説します。
「効果で墓地へ」というのは、魔法・罠・効果モンスターの効果等で墓地に送られることを指します。つまり戦闘破壊ではシャドールドラゴンの2番目の効果発動しないことがわかります。
なお《エルシャドール・ネフィリム》や《エルシャドール・ミドラーシュ》は効果でなくとも、戦闘破壊によっても発動可能です。こちらはただ墓地に行きさえすればいいだけなので。
では発動できるものとそうでないものがどういうものかを幾つか紹介します。
融合素材として墓地に送られたら融合召喚成功直後に発動できます
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「シャドール・ヘッジホッグ」以外の「シャドール」モンスター1体を手札に加える。
というもの。これは誘発効果に分類され、何らかのカード効果で墓地に送られた処理の直後に発動することができます。
例えば、《影依融合》このカードと《終末の騎士(闇属性)》を融合素材として《エルシャドール・ミドラーシュ》を融合召喚したとします。このとき、ヘッジホッグは「シャドール・フュージョンの効果によって墓地に送られた」ため誘発効果の条件を満たします。
そして、実際に発動するのは融合召喚直後です。
召喚を無効にされたり、手札・デッキから墓地に送られても効果を発動できます
例えば《神の宣告》によって《シャドール・ファルコン》の反転召喚が無効になったとします。その際、リバース時の誘発効果発動することはありません。しかし、神宣の効果で破壊されて墓地に送られたために、2番目の誘発効果をファルコンは発動することが可能です。
この効果は手札やデッキ等をとわずあらゆる場所から送られても発動することができるからです。もちろん《堕ち影の蠢き》や《終末の騎士》の効果でデッキから墓地に送られても問題ありません。
裏守備の状態で破壊されても発動します
裏守備の時にブラックホールやロンゴミアントの全体破壊を受けても問題なく墓地で効果を発動します。
「場合の任意効果」なのでタイミングを逃しません
いつか詳しくやりますが、「〜した場合に〜することができる」という誘発効果は、基本的に条件を満たしたあとで別の処理が挟まっても効果を発動できます。
これに関しては「パーフェクトルールブック」で完結にまとめられているのでそちらも参考にしてください。
また、《黒魔族復活の棺》の効果で墓地に送られても発動できます。
複数のシャードールが効果で墓地に送られてもチェーンを組んで発動します
例えば《シャドール・ヘッジホッグ》と《シャドール・ドラゴン》を素材にして融合召喚した場合でも、それぞれの効果を墓地にて発動できます。このとき、療法とも同じプレイヤーがコントロールしているのならば、好きな順番でチェーンを組んで発動できます。
この詳細な動きは別の機会に解説します。
(1)のリバース時の効果とは無関係です
カード表記に「リバース」とあるため、どうしても「リバースしてからでないと効果を発動できないのでは」と思う人がいるようなのですが、それぞれの効果は全く別物です。リバースしてもしなくても「効果で墓地に送られたときの効果」は問題なく発動することができます。
「効果で墓地に送る」という定義
「効果で墓地に送る」というのは色々です。ではそうでない場合を幾つか紹介します。なお当然のように戦闘破壊は除いています。
アドバンス召喚のリリースやシンクロ素材では発動できない
アドバンス召喚のためのリリースやシンクロ素材として墓地に送る行為は、ルールによる召喚行為であって効果による墓地送りではありません。
ただし、儀式召喚によるリリースはこれとは違って儀式魔法の効果によるリリースなので発動条件を満たします。
発動コストではダメ
暗黒界と似ているのですが、《ライトニング・ボルテックス》の「手札を1枚捨てて発動する」などの発動コストで墓地に行っても、効果は発動しません。発動コストは効果には含まれないからです。
発動コストとしては以下の様なカードがあります
- 氷結界の龍ブリューナク
- サンダーブレイク
- ダーク・ダイブ・ボンバー
- 死のデッキ破壊ウイルス
- 希望皇ホープなどのコストにする効果全般
手札調整で墓地に送っても発動しない
常識だとは思いますが、エンドフェイズの手札調整時に墓地に送っても発動しません。効果で墓地に送ったわけではないので。
除外されていたカードを墓地に戻しても発動しない
時々聞かれますが、《異次元からの埋葬》によって除外されていたシャドールモンスターを墓地に戻しても効果は発動しません。
ややこしいというか言葉遊びに近いのですが、「墓地に戻す」では「墓地に送った」とはいえないとのことです。
まとめ
- 融合召喚や儀式召喚の効果で墓地に送られると、その特殊召喚のあとで発動する
- アドバンス召喚のリリースやシンクロ素材の墓地送りでは発動しない
- 「場合の任意効果」なので効果処理途中で墓地に送られても問題ない
- 複数が墓地に送られるとチェーンを組んで発動する
- 発動コストによって墓地におくられても発動しない
細かい動きはそのうち解説します。とかいって征竜の動きもほったらかしでしたが。もし参考にならなくても「シャドールチンプンカンプンの人に贈るシャドール解説」-バニラ味の日記さんで解説があるのでそちらも参考にしてください。ここはあくまでもルールなので。
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