よくわかる《ドロール&ロックバード》の使い方。ライオウとどう違う?

魔導対策でよく使われる《ドロール&ロックバード》ですが、そもそも使い方を間違えている人がよくいます。このカードは「相手にサーチさせてから発動する」ものです。ライオウと似ているようでかなり違いますので注意すべき点を解説します。

目次
  1. ドロール&ロックバードの発動タイミング
    • チェーン2以降で手札に加えても発動可能
    • ダメージステップ中に発動は出来ない
    • 同じタイミングで発動する別のカードが有る場合、そのカードにチェーンして発動できる
    • 相手にドローさせるカードでも発動条件となる
  2. ドロール&ロックバードが無効にできるもの
  3. ライオウとの違い
    • スキドレで無効にならないが、メンタルドレインで発動を封じられる
    • サーチカードだけでなくドローカードも封じることができる
    • ロックバードは相手の2回目以降のドローやサーチしか封じられない
ドロール&ロックバード
【遊戯王シングルカード】 《エクストラパック4 EXTRA PACK vol.4》 ドロール&ロックバード ノーマル exp4-jp023
効果モンスター 星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0
相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、 このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。 このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。 この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

1.ロックバードの発動タイミングは相手がドロー・サーチした直後

まず基本的なこととしてロックバードは手札で発動し、そのコストとして自身を墓地に送ります。この効果自体はスペルスピード2の誘発即時効果。ただし、性質上あまり大きな意味はありません。

ロックバードを発動できるタイミングですが「相手プレイヤーが(ドローフェイズ以外で)カードをデッキから手札に加えた処理の直後」です。よく勘違いされますが、相手のサーチカードにチェーンして発動はできません。

例えば相手が《武神-スサノヲ》を発動してそれ自体をドローロックバードで止めることはできません。そのスサノヲの効果で手札に武神器が加わった処理の直後、ロックバードを発動できます。そうするとこのターン中に互いはドローやサーチが不可能となります。 ドロール&ロックバード 武神 武神器

チェーン2以降で手札に加えたり、手札に加えた直後に別の処理が入っても発動可能

「場合の任意効果」なので発動条件を満たした処理が効果処理中だったり、別の処理が移行に挟まっても発動可能です。例えば《強欲な壺》をチェーン2以降で発動しても、全部の処理が終わってからロックバードを発動可能です。

ダメージステップに発動できない

ダメステでも発動できないため、《輝光子(きこうし)パラディオス》が戦闘破壊された時にドロー効果を使っても、ダメステ中の出来事なので発動条件にすることができません。

ロックバードの発動できるタイミングで別のカードが発動した場合、そのカードにチェーンして発動します

例えば《増殖するG》の効果が適用している時に《電光千鳥(でんこうちどり)》をエクシーズ召喚すると即座にドローされます。この場合、ロックバードと千鳥の発動タイミングが重なります。

その場合でも、千鳥の効果にチェーンする形でロックバードの効果を発動が可能です。誘発即時効果ゆえに柔軟な運用が可能ということです。

ただし、一度効果を適用したならば、ダメージステップ中の効果も封じられます。

相手にドローさせるカードでも発動条件となる

あまり知られていませんが、「相手にドローさせるカード」も発動条件となります。例えば《メタモルポット》や《一時休戦》などで相手にどろーさせると、その直後にこのカードを発動し、そのターン中に相手がドローやサーチをできないようにすることが可能です。

2.ロックバードが封じられるもの

ドロール&ロックバードはデッキからカードを手札に加える効果を封じることができます。一度効果を適用した場合、その行為自体が不可能となります。例えば《強欲で謙虚な壺》などはその発動そのものができなくなります。

ロックバードで封じられる行為
ドローカード:《聖鳥クレイン》《引きガエル》《フォーチュンレディ・ウォーテリー》
サーチカード:《強欲で謙虚な壺》《サンダーシーホース》《魔導書の神判》《武神-ヤマト》(墓地送りは可能)

3.ライオウの効果とどう違うのか

ライオウ
YG02-JP001-UR 【遊戯王カード】 《 ライオウ 》 【ウルトラレア】 ≪JC袋とじ版≫ 3枚セット
効果モンスター(準制限カード) 星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。 また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、 相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。

ライオウにも似た効果がありますが、どこが違うのでしょうか?

ライオウはスキドレで、ロックバードはメンタルドレインで無効になる

ライオウのサーチ封じは「永続効果」に分類されるためスキルドレインによって無効化されます。しかしロックバードは手札で発動する誘発即時効果なので、メンタルドレインによって発動を封じられます。

ライオウはサーチカードしか封じられない。ロックバードはドローもサーチも封じられる

ライオウのテキストをよく見ると「ドロー以外の方法で」とあります。しかしロックバードは手札に加えるカードならば全てを封じられます。

つまり、ライオウは《輝光子パラディオス》や《聖鳥クレイン》などのドロー効果には対応できないのですが、ロックバードはそれらのドローカードの発動も封じられます。

ロックバードは相手の2回目以降のドローやサーチしか封じられない

ライオウは場に存在するだけで相手のサーチをさせません。しかしロックバードは相手がドローしたりサーチしない限り自発的に発動ができません。つまり、必ず相手には一度手札に加えさせる必要があります。

逆に言うとサーチ・ドローを大量に行える【魔導】などに対しては1度のサーチしか許さない、とも考えられます。場に維持する必要があるライオウと比べて条件が厳しいものの、一度使えばそのターン中は安泰ということです。

まとめ

《ドロール&ロックバード》が有効なのは、【魔導】などのサーチやドローを1ターン中に大量に行えるデッキです。それ以外だとあまり活躍ができません。なぜならば、相手に1度は手札にカードを加えさせないと発動すらできないためです。その点は《便乗》と同じです。