強謙の基本的なルール
強欲で謙虚な壺(以下:強謙)は今でも使われる優秀なカードですが、同時に「特殊召喚できない」という部分でつまづくことも多いようです。ここでは、強謙と特殊召喚の関係性を丁寧に解説します。
- 強欲で謙虚な壺
- 通常魔法
- 【誓約】「強欲で謙虚な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
- (1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加え、その後残りのカードをデッキに戻す。
- 基本ルール
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- 「〜特殊召喚できない。」は誓約なので、発動前と発動後のそれぞれに課せられる
- そのターン特殊召喚したなら発動できない
- 発動後は特殊召喚できない
- 強謙の発動が無効になった場合は、そのターンにもう一度別の強謙を発動できる
- デッキからカードを1枚めくる〜デッキに戻す、までが効果処理
- 強謙にチェーンして自分は特殊召喚効果を発動できない
- 手札に加える行為はドローではない
- 手札に加えるカードとデッキに加えるカードの両方を相手に公開する
- 「〜特殊召喚できない。」は誓約なので、発動前と発動後のそれぞれに課せられる
これを全部説明するわけには行かないので、特殊召喚に関する誓約効果を中心に考えます。
特殊召喚した後は発動できず、発動後は特殊召喚できない
ここでいう「特殊召喚」というのは、サイドラやズシンのようなチェーンに乗らない特殊召喚、シンクロ・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚、死者蘇生やアイテールによるチェーンに乗る特殊召喚、これら全てを言います。
特殊召喚を行った場合、その時点で強謙の誓約が発生し、そのターン中での発動が不可能となります。
また、強謙を発動した場合、その発動時点から誓約効果が発生します。自分は強謙の処理後に特殊召喚を行えず、また特殊召喚する効果を強謙にチェーンすることもできません。
【例】《強欲で謙虚な壺》の発動にチェーンして《緊急テレポート》を発動することはできない
つまり強謙にある「特殊召喚できない」とは、強謙の発動条件であり同時に発動直後から発生する強力な縛りなのです。
- 特殊召喚を行った場合、強謙は発動できなくなる
- 強謙の発動直後から自分は特殊召喚が行えなくなる
- 強謙にチェーンして緊テレ等を発動することはできない
特殊召喚が無効になった場合
強謙は特殊召喚したターンには発動できないのですが、その特殊召喚が無効になったり実際には特殊召喚できなかった場合は発動できるのでしょうか?実は、色々と場合分けがあって面倒な状況となっています。以下にそれをまとめます。
- 強謙を発動できない場合
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- 召喚ルール効果やカード固有の召喚条件による特殊召喚が無効になった
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- ベイゴマックスの特殊召喚が神宣で無効になった
- ズシンやムーラングレイスの特殊召喚がライオウで無効になった
- S・X召喚が無効になった
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- 特殊召喚効果の効果のみが無効または不発になった
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- 青き眼の乙女の効果にチェーンしてスキルドレインが発動されて、乙女の効果が無効になった
- リビングデッドの呼び声の効果がトラップスタンによって無効になった
- 手札で「彼岸モンスター」の特殊召喚効果を発動したが効果処理時にマインドクラッシュによって墓地に送られた
- 死者蘇生を発動したがその対象にしたモンスターが効果処理前に除外された
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サイドラやベイゴマックスによる特殊召喚が無効になった場合でも、そのプレイヤーが特殊召喚を行おうとした事実は残るのです。通常召喚を無効にされた場合にそのターン通常召喚を行えないことと同じです。
ですから、特殊召喚が無効になっても「特殊召喚を行おうとした」ために強謙の誓約効果が発生します。
また、効果だけが無効になったり不発になった場合も、特殊召喚を行った扱いになります。リビデの効果がトラップスタンによって無効になったとしても、リビデの発動をしたことため特殊召喚しようとした事実は残ります。よって、強謙はそのターン発動ができなくなります。
- 強謙を発動できる場合
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- 特殊召喚効果の”発動が無効”になった
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- 青き眼の乙女の効果の発動が、神の通告によって無効になった
- 死者蘇生の発動が魔宮の賄賂で無効になった
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逆に、特殊召喚を行う魔法・罠・効果モンスターの「効果の発動が無効」になった場合には誓約効果は発生しません。
死者蘇生の発動が無効になった場合、死者蘇生は発動しなかった扱いになります。結果、特殊召喚行為の発生もなかったことになり、そのターン強謙を発動できる様になります。
このように、特殊召喚によってモンスターがフィールドに出たかどうかとは無関係に、その処理の流れによって強謙の誓約効果が発生するかどうかが決まります。
- 特殊召喚によって実際にモンスターがフィールドに出なかった場合でも、特殊召喚しようとした事実は発生するので、誓約効果により強謙は発動ができない
- ただし、特殊召喚する効果の発動がそのものが無効になった場合には、特殊召喚行為が発生していない扱いになるため、強謙を発動できる
強謙の発動後に光と闇の竜のような強制効果は発動するのか
強謙の発動後、自分は特殊召喚できないので、ジャンクシンクロンを召喚してもその効果を発動できません。しかし、強制的に発動する特殊召喚効果は発動し特殊召喚以外の処理を行います。
例えば、強謙を発動後に自分フィールド上にいる《光と闇の竜》が戦闘破壊された場合、その光と闇の竜の蘇生効果は強制的に発動します。しかし、強謙の誓約によって特殊召喚できないため、自分フィールドのカードを全て破壊する効果のみを処理し、モンスターの特殊召喚は行いません。
プレイヤーの意思によって行える特殊召喚は、チェーンブロックを作るかどうかによらず不可能になりますが、このように強制的に発動する効果は発動します。
【公式裁定】「強欲で謙虚な壺」を発動し、自分が特殊召喚を行えないターンに、「ガーディアン・デスサイス」がフィールドから墓地へ送られた場合、どうなりますか?
強謙発動前後でもマクロコスモスを発動することはできる
《マクロコスモス》には全体除外以外に《原始太陽ヘリオス》を特殊召喚する効果があります。強謙の発動前後では、あらゆる特殊召喚を行えませんが、マクロコスモスのように特殊召喚が任意で発生する場合はその限りではありません。
他にも《黒魔族復活の棺》や《融合解除》《スターライト・ロード》は特殊召喚を封じられますが、発動とそれ以外の処理を行えます。
【公式裁定】「強欲で謙虚な壺」を発動したターンに「魔導書の神判」を発動する事はできますか?
また、Pカードの発動も強謙の前後で可能です。Pカードの発動とP召喚を行うかは区別されるからです。
特殊召喚するかがプレイヤーにも不確定のカードは発動できない
《モンスタースロット》や《名推理》は、実際に特殊召喚できるかが発動時にはお互いにわかりません。このように両者にとって特殊召喚が不確定なカードを「特殊召喚できない」状況下では発動ができません。
【公式裁定】「強欲で謙虚な壺」を発動したターンに、「モンスター・スロット」を発動できますか?
まとめ
- 強謙の誓約効果である「特殊召喚できない」は、発動の条件であり、発動後の行動に関する制限
- 特殊召喚を行った、あるいは特殊召喚効果を発動した場合は、強謙を発動できない
- 特殊召喚効果の発動が無効になった場合、強謙を発動できる
- 強謙によって特殊召喚できない状況でも、強制効果は発動する(ただし、特殊召喚処理はされない)
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