《青き眼の乙女》が《金華猫》で発動できない3つの理由

【金華猫】などのレベル1モンスターを集めたデッキで《青き眼の乙女》を採用することがあるそうです。が、しかし金華猫(きんかびょう)で青き眼の乙女を釣り上げても特殊召喚効果は発動しません。また、エンドフェイズに除外される場合にも青眼を呼ぶことができません。

なぜならば、青き眼の乙女が金華猫によって対象をとられるのが「墓地」だからです。蘇生した後も対象にとられ続けるのですが、発動にチェーン出来ないので無意味です。

青き眼の乙女
【 遊戯王】 青き眼の乙女 スーパーレア《 青眼龍轟臨 》 sd25-jp005
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
誘発このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。
誘発即時また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果の対象になった時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。
「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

1.青き眼の乙女はフィールド上でカードの対象にならないと発動できない

青き眼の乙女の2番目の効果は「誘発即時効果」です。この効果は自身を対象にして発動するカードに直接チェーンして発動します。例えば《エネミー・コントローラー》や《ワンダー・ワンド》の効果で表示形式を変更使用する時に、それらのカードにチェーンします。

【参考】《青き眼の乙女》の「効果の対象になった時」ってどういうこと?

しかし逆に言うとフィールド以外の場所で対象にとられても発動が出来ないということです。死者蘇生によって墓地にある青き眼の乙女を対象にしても、フィールドにいないので発動条件を満たすことがありません。

2.金華猫やリビングデッドの呼び声でフィールド上で対象にとり続けてもダメ

金華猫
【シングルカード】遊戯王 金華猫(キンカビョウ) TDGS-JP034 ノーマル
スピリットモンスター
星1/闇属性/獣族/攻 400/守 200
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが召喚・リバースした時、自分の墓地からレベル1モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた時、この効果で特殊召喚したモンスターをゲームから除外する。

金華猫やリビングデッドの呼び声(以下、リビデ)で特殊召喚した場合には、フィールド上で蘇生したカードを対象にし続けます。一見すると「対象にしているから発動できるんじゃね?」と思うかもしれません。しかし、よく考えてみてください。

青き眼の乙女の2番目の効果は誘発即時効果で、自身を対象にしたカードに直接チェーンします。金華猫やリビデの効果で蘇生が終わった段階で既に発動が終わっています。つまりフィールド上に出てもそれらの発動にチェーンすることができません。

金華猫で青き眼の乙女が発動しないわけ

いくらフィールド上で対象にしていても、チェーンするものがないのでは条件を満たさせないことになります。

【参考】よくわかる、対象をとると取らないカードの違い

3.金華猫による除外は蘇生効果の一連の処理なので対象をとることはない

金華猫やリビデには、除外や破壊効果が備わっています。それらの効果で青き眼の乙女の発動が出来ないかと考えるかもしれませんが、残念ながらそれはできません。

金華猫が場を離れた時に蘇生したカードを除外するのは、あくまでも蘇生効果の残存効果です。それ自体はチェーンブロックを作らない(=発動しない)うえに対象も取りません。リビデの破壊効果も同様です。

まとめ

  1. 金華猫で墓地にある青き眼の乙女を対象にとっても、フィールド外なので条件を満たさない
  2. 金華猫で蘇生して対象をとり続けても、金華猫の発動自体にチェーン出来ないので青き眼の乙女は効果はウドウできない
  3. 除外されるときには対象をとらないうえに発動もしないので、これも条件とならない

あと《蒼き眼の乙女》は間違った綴りですので気をつけてください。