第5回:ペンデュラムモンスターは奈落で除外されますか?【よく分かるペンデュラム召喚】

転職だ

遊戯王のルールがわからなくなった場合、まずは公式のルールブックを確実に読んでください。
それでもダメなら、遊戯王ハックか事務局に聞いて欲しいです。悩みすぎてポルナレフ状態になってしまわないようにしましょう。

今回は「ペンデュラムモンスターの使い方」を箇条書きにして簡潔に解説します。ペンデュラム召喚に関してはこちらの記事も参考にしてください。Pモンスターはメインデッキに入れるカードですが、一定の条件下でエクストラにも入る特徴があり、初心者には扱いが難しいと思います。
ざっくりですが特徴を見ていきましょう。

要点

  • Pモンスターは、PゾーンにあるかPゾーンに発動するときのみ魔法カードとして扱う。それ以外はモンスターカード
  • 裏側のPモンスターが破壊されてもエクストラへ置く
  • 奈落やマクロコスモスによって除外される
  • シンクロや融合素材にでき、その場合はエクストラへ置く

Pモンスターはモンスターか魔法カードか

  • 「Pモンスター」はメインデッキに入れる。最初からエクストラには入らない
  • 「Pモンスター」はデッキ・手札・フィールド・墓地・エクストラ・除外ゾーンではモンスターカード扱い。デッキから魔法カードとして手札に加える事はできない
  • モンスターカードの際には、ペンデュラム効果は使用できない
  • 逆にペンデュラムゾーンにあるときはモンスター効果を使用できない

ペンデュラムモンスターはモンスターカードと扱うのが基本

Pモンスターは「Pゾーン(ペンデュラムゾーン)」にあるときや、手札からPゾーンに発動するときしか魔法カードと扱いません。それ以外ではモンスターカードです。

ですから《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》は他のモンスターと同様の扱いをしますし、魔法カードとしての性質はPゾーン以外では発生しません。

Pゾーンと魔法カードとしての扱い方

  • 魔法カードではあるが、通常・永続等のどの分類にも含まれない
  • Pゾーン」に置く際には、魔法カードとして発動する。セットは不可能
  • 「Pゾーン」に置かれると何らかの方法で破壊されないと自力で張替えることはできない
  • 「Pゾーン」は、魔法・罠ゾーンには含まれない。しかし大嵐などの魔法・罠を破壊するカードでは破壊できる
  • 「Pゾーン」で破壊されても、エクストラに置く
  • 「Pモンスター」を魔法カードとして手札から発動して「Pゾーン」に置くとき、それを神の宣告等で無効にすることができる
  • 「Pモンスター」を、魔法・罠・フィールドゾーンに発動したりセットすることはできない

ペンデュラムゾーンに置かれると基本的にそのまま

フィールド魔法と同じように、Pゾーンに置いた場合には別のカード等で破壊しない限りはそのまま残り続けます。使い捨てではないというメリットが有りますが、張り替えたい場合には何らかの方法で一度取り除かないといけません。

なお、Pゾーン同士で移動することもできません。(左右の入替えはだめ)

ペンデュラムゾーンは既存の魔法・罠・フィールドゾーンとは別の扱い

Pゾーンは、魔法・罠ゾーンには含まれません。ですので、《除雪機関車ハッスル・ラッセル》の特殊召喚条件をPゾーンだけでは満たしません。

しかし、フィールド上に存在する魔法・罠カード扱いなので、《氷帝メビウス》等の効果で破壊することもできます。

もちろん、Pゾーンではモンスター扱いではないので《停戦協定》や《ブラックホール》の影響を受けません。

Pモンスターは奈落やマクロコスモスによって除外されます

Pモンスターがエクストラに置かれる処理が一番厄介だと思います。ただしこの裁定は変更になるかもしれません。

  • 「Pモンスター」がエクストラに置かれるときは、必ず表側にして一番上にお互いに見えるように置く。これは墓地と同じ公開情報となる
  • 「Pモンスター」が戦闘やフィールド上でカード効果などで破壊されると、墓地に行かずに直接エクストラに置く
  • 裏側表示の「Pモンスター」がブラックホールなどで破壊されても、エクストラに置かれる
  • 手札・デッキから直接墓地に行く場合や、エクシーズ素材の状態から取り除かれる際には、墓地に送られる
  • 「Pモンスター」をリリースしてアドバンス召喚したり、シンクロ・エクシーズの素材にできる。シンクロ素材として墓地に送られる代わりにエクストラへ置く。エクシーズ素材のコストになる場合は墓地に送られる【一部訂正しました】
  • 融合や儀式の素材にできる。この時もエクストラへ置く
  • 「Pモンスター」の召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にした場合または魔法カードとしての発動を無効にされた場合には、墓地におく
  • スキルドレインやエフェクト・ヴェーラーで無効になっていても「Pモンスター」がフィールドから取り除かれる際にはエクストラに置く
  • 《奈落の落とし穴》によって破壊されると除外される。また《強制脱出装置》などをつかうと通常どおり手札に戻る
  • マクロコスモスがあるとどこで破壊されても除外される。
  • 次元の裂け目がある場合に、Pゾーンで破壊されると魔法カード扱いのためにエクストラへ送られる

(2014/3/21 管理人調べ)

フィールド以外の場所から墓地に行く際には、エクストラには置かれない

例えば、手札コストとして《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を捨てる際には、フィールドから送られていないので墓地に行きます。

また、召喚・反転召喚・特殊召喚を無効にされるとフィールド上で破壊された扱いになりません。よって、そのまま墓地に直行します。

アドバンス召喚のリリースやシンクロ素材にできます

Pモンスターをリリースしてアドバンス召喚したり、シンクロ素材にできます。その場合もエクストラに置かれます。

破壊だけでなく、このようにフィールドを離れるだけでもエクストラに置かれるのです。

奈落などのフィールドから直接除外するカードだと、エクストラに置かれない

勘違いしやすいのですが、《奈落の落とし穴》はフィールド上で破壊したモンスターを墓地に送らず直接除外します。

Pモンスターは「フィールド上から墓地に送られる」という場合に行き先をエクストラに変更されます。よって、そもそも除外されるカードがエクストラに行くことはありません。

マクロコスモスがあるとどこで破壊されても除外されます

モンスターゾーンやPゾーンにペンデュラムモンスターがあるときに破壊されると、エクストラへ行かずにそのまま除外されます。これは墓地に行くという行為そのものが存在しない扱いになるためです。

Pゾーンでは魔法カード扱いなので次元の裂け目があるとエクストラへ

次元の裂け目はモンスターカードが墓地に行く時に除外するカードです。このカードがあっても、Pゾーンにあるときは魔法カード扱いで墓地に行くのでそのままエクストラへペンデュラムモンスターは置かれます。

マクロとの扱いに注意してください。

最後に

ペンデュラムモンスターについて、ざっくりとまとめました。《混沌の黒魔術師》のようなカードはあっても、基本ルールとしてエクストラに置かれることがありませんでした。この辺りが一番の混乱源となるのかと思います。

余談

今回、事務居に問い合わせましたが電話での対応ははじめてでした。人によって知識や見解が違うのは当然ですが、言っていることが前後するのはどうかなと。まあ、しょうがないですよね。