ゴールドシリーズ2014でやっと原作イラストのオベリスクが出ました。今回はそのオベリスクの巨神兵と強制転移の使い方についてです。
《オベリスクの巨神兵》や《神樹の守護獣-牙王》はカードの対象に取ることができません。
たとえば《次元幽閉》や《CNo.101 S・H・Dark Knight》等の効果を発動することができません。
これらは、発動時に効果を及ぼす対象を指定する必要があり、オベリスクはそれを回避するからです。対象を指定できないため発動ができないということです。
けれども《強制転移》は違います。このカードは対象をとらないのでオベリスクを別のモンスターと入れ替えることが可能です。意味がよくわからないという人はこの記事を読むとわかるかもしれません。
それでは「対象をとらないカードの使い方」を解説します。
オベリスクはどんなカードの効果を受けるのか
- オベリスクの巨神兵
- 効果モンスター 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
- このカードを通常召喚する場合、
モンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
このカードの召喚は無効化されない。
このカードの召喚成功時には魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。
このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。
特殊召喚したこのカードはエンドフェイズ時に墓地へ送られる。
また、自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。
相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
オベリスクには「魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない」という耐性があります。
この耐性が有効なのは「対象をとるカード・効果」だけです。逆に言うと「対象をとらないカードには関係ない」といえます。
対象をとらないカードとしては以下の様なものがあげられます。
- ブラック・ホール
- 聖なるバリア-ミラーフォース-
- 励輝士ヴェルズビュート
これら対象をとらないカードに共通しているのは「発動時に効果を及ぼすカードを選択していない」ということです。ブラック・ホールもヴェルズビュートも、発動した時に破壊するカードを選択せず、効果解決時に場にある条件に合うカードに対して効果を及ぼします。
一般的に言われる「全体破壊」ですね。「対象をとらない」という定義はそれだけでは説明できませんが、わかりづらければ「全体破壊は対象をとらない」と覚えても問題はありません。
オベリスクの巨神兵はヴェルズビュートによって破壊されます。ヴェルズビュートはオベリスクの巨神兵を対象にして効果を発動するわけではないからです。
逆に次元幽閉などは攻撃してきたモンスターを選択しなければならず、オベリスクを選択することができません。
強制転移はどうやって入れ替えるモンスターを決定しているのか
《強制転移》は自分と相手のモンスターを入れ替える魔法カードです。一見すると、2体のモンスターを対象にとっているように見えますが実は違います。
入れ替えるモンスターを選択するのは、発動時ではなく効果の解決時です。
強制転移の発動時にはモンスターを選択しない
このカードは公式データベースで以下の様な裁定があります。
- 公式裁定
- 対象を取る効果ではありません。
- コントロールを入れ替えるモンスターを選択するタイミングは、このカードの効果処理を行う時となります。
- お互いのプレイヤーが自分フィールド上のモンスターを1体ずつ選んで、コントロールを入れ替えます。
オベリスクの巨神兵はカードの対象にできませんが、それはカードの発動時にオベリスクを選択できない、というだけです。カードの効果自体を無効にすることはできませんし、効果解決時に選択するものは拒否できません。
- Question
- フィールド上に表側表示の「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-」が存在する時に、「強制転移」を発動して、フィールド上のドラゴン族モンスターのコントロールを相手フィールド上に移す事はできますか?
- Answer
- フィールド上に表側表示の「ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-」が存在する時に、「強制転移」を発動して、フィールド上のドラゴン族モンスターのコントロールを相手フィールド上に移す事はできますか?
効果解決時に場にあるカードから選択する
強制転移は対象を取りません。つまり、入れ替えるモンスターは効果解決時まで定まっていないということです。
相手が強制転移にチェーンしてリビデなどを発動してモンスターを増やしたとします。この場合、強制転移の発動時に相手の場にあったモンスターとリビデで新たに呼び出されたモンスターを足した中から入れ替えるモンスターを決定します。
強制転移は発動時にモンスターを決定しないため、こういうことが可能です。これは強制転移などの対象をとらない効果の短所でもあり長所でもあります。
まとめ:オベリスクはカードの対象にならないだけで、強制転移の効果には無力
オベリスクや牙王のような対象を取れないカードは多数あります。
しかしこれは「このカードを対象にして魔法・罠・効果モンスターの効果を発動することができない」というだけであって、けっして効果を無効にするわけではありません。
げんに強制転移やブラック・ホールなどの、発動時に対象を決定しないカードの効果は受けてしまいます。
蛇足ですが、今回のゴールドシリーズ2014ではかなり露骨な封入率操作が行われているらしいです。
それによって箱買してもオベリスクのような三幻神はまるで出てこないため、かなり批判されています。内容はとてもよいのですが、箱買いは1つだけにして、あとはシングルで買うのが良さそうです。
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