《ゲーテの魔導書》はとてもユニークなカードです。発動コストの枚数を自分で選べることと、その枚数で効果が変化します。
【Photo by brody4】
その効果自体は難しくありませんが、問題はこの効果は「対象を取らない」ということです。
これは発動時にはコストを除外コストとその枚数だけを決めるだけで、どのカードを手札に戻したり、表示形式を変えるなどを選択するのは効果解決時となります。
つまり、魔法罠を選択されてもそのカードを発動はできません。
どうしてなのか具体的に説明します。
ゲーテの魔導書
- ゲーテの魔導書/Spellbook of Fate
- 速攻魔法
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、
自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードを3枚までゲームから除外して発動できる。
このカードを発動するために除外した魔法カードの数によって以下の効果を適用する。
「ゲーテの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。- 1枚:フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
- 2枚:フィールド上のモンスター1体を選んで裏側守備表示または表側攻撃表示にする。
- 3枚:相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。
発動の仕方
ゲーテの魔導書を発動するときには自分の墓地に1枚以上の魔導書が必要です。そして必要な枚数を除外してカードを発動します。
例えば墓地の「アルマの魔導書」1枚をコストにして発動し場合、ゲーテの魔導書は『フィールド上にセットされた
魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す』という効果を得ます。
また、2枚除外したのなら2番めの『フィールド上のモンスター1体を選んで裏側守備表示または表側攻撃表示にする』という効果を。3枚除外したら『相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する』効果を得ます。
ただしコスト3枚でも得られる効果は1つだけです。また0枚除外や3枚以上の除外はできません。
カードはいつ選ぶのか
遊戯王wikiをみるとこのカードは「対象を取らない」とあります。これは発動時に対象を選択しないということです。
例えば3枚を除外して相手カードを除外する効果を使うとします。《因果切断》などのカードは発動時にどのカードを除外するかを選択しますが、ゲーテの魔導書はコストの枚数を決めて発動する以外は何もしません。
相手フィールド上に複数のカードがあっても、実際にどのカードを除外するかは相手はわかりません。決めるのは効果解決時。
効果解決時に選択されたカードを発動できるのか
ゲーテの魔導書が1枚の除外コストを払って魔法罠を戻す効果を発動します。このとき相手フィールドに《月の書》と《強制脱出装置》がセットされていたとします。
発動時にゲーテの魔導書はどちらのカードを戻すかは決めません。効果解決時に手札に戻すセットカードを決めます。
ゲーテの魔導書に相手がチェーンして月の書を発動したとします。すると最初に月の書の効果を解決して、次にゲーテの効果を処理します。
このとき自分から見て相手フィールド上にはセットされた強制脱出装置があります。よって、自分はこの強脱を相手の手札に戻すことができます。
相手はこの選択されたカードを発動出来ません。なぜならばこのときはゲーテの魔導書に効果解決時です。効果解決時にカード発動はできないのです。
使う側は発動時にカードを選択してしまいがちです。しかし実際に選ぶのは効果解決時なので注意が必要です。
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