遊戯王の公式データベースでは各種の裁定を扱っていますが、まれにその裁定が変更されることがあります。
昨日の12月12日に、突如「裏側守備モンスターが戦闘で表になって破壊されれば、表側表示のモンスターの破壊と同じ扱いにしますよ」という更新がありました。
これは地味なようで非常に重要なアップデートです。最近のルール整備の顕著さがよくわかります。
大樹海が使いやすくなりました
2013年12月12日以前の公式裁定では、《大樹海》がフィールド上にあって裏守備の昆虫族が戦闘破壊されても、同じレベルのモンスターを特殊召喚することは出来ませんでした。
- 大樹海
- 永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、そのモンスターのコントローラーは破壊されたモンスターと同じレベルの昆虫族モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
大樹海の効果の発動条件は「フィールド上に表側表示で存在する昆虫族の破壊」です。以前の裁定では「リバースして表側になっても、破壊される前に表側でなかったから発動しません」というものでした。
戦闘によるリバースはダメージ計算の前に行います。戦闘破壊の確定はダメージ計算時です。つまり、戦闘破壊が確定する前にすでにモンスターが表になっているので、この裁定は矛盾していることになります。
- 裏側表示のモンスターが戦闘でリバース
- リバースしたモンスターが戦闘破壊
- フィールド上で表になってから破壊されたので、表側表示の時に(破壊され)墓地に送られた時の効果が発動する ⇐ New
その矛盾が解消されたことによって多くのカードが使いやすくなりました。大樹海ならば、昆虫族をセットしていても効果を発動できるのでリクルーターを積極的においておけます。低攻撃力を晒すリスクが回避されたわけです。
- Question
- フィールド上に裏側表示で存在する昆虫族モンスターが、戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、「大樹海」の効果を発動する事はできますか?
- Answer
- 裏側表示の昆虫族モンスターが戦闘によってリバースし破壊される場合でも、「大樹海」の効果を発動する事ができます。
極星やジュラックにも恩恵が
この裁定変更は複数のカードに影響します。今回の裁定変更を載せておきます。
ポイントは「フィールド上に表側表示で存在する[指定したカード]が(破壊され)墓地へ送られた時」という条件です。
- フィールド上に表側表示のカードが破壊された時に効果を発動するカード
-
- 大樹海
- ジュラック・ヴェロー
- サイバー・フェニックス
- 極神皇トール
- 極星霊ドヴェルグ
- ヴェルズ・ザッハーク
- マインフィールド
- 念動力
- The supremacy SUN
実に微妙なカード達ですがこれらを愛する人にとってはまたとない幸運でしょう。たぶん。。。
裏守備のまま効果で破壊されても発動はしません
勘違いしやすいのですが、今回の裁定はあくまでも「戦闘でリバースしてから破壊される場合」にだけ当てはまります。裏守備のヴェルズ・ザッハークがブラックホールによる破壊を受けても、表側になるのは墓地に行ってからなので発動することはありません。
そういえば「異次元の生還者」はどうなるのか
異次元の生還者も似た効果がありますが、あちらはフィールド上から除外されたときです。このカードも裏守備の時に戦闘破壊されても効果を発動できません。しかし、今回の裁定が除外にまで及べばとてもよいしらせになるかもしれません。
ただ、異次元の生還者の公式裁定のページは少なく、裏守備で戦闘破壊された時のことはありません。もしかしたら新規で起こすのでしょうか?
最後に
コナミが裁定を変えるのは珍しいことです。定期更新は週に1度しかありませんし、最近の新規カードの増加は顕著です。大変だとは思いますがぜひとも環境を整備してほしいと思います。
[…] です。こちらのサイトで紹介されています。 […]
[…] ■【Ingress】謎の生命体「イングレスおじさん」の正体【…
[…] ポケモンGoがテスターから不人気だった理由と、Ingress…
[…] Pokemon GOのリリース前に4月頃からテスターがβ版を…
[…] ポケモンGoがテスターから不人気だった理由と、Ingress…