増殖するGは相手プレイヤーが特殊召喚する度にドローできるカード。本来、これはドローよりも特殊召喚の抑制をするためのものですが、相手が危険を承知で何回も特殊召喚することがあります。もし相手が同一ターン中に複数のモンスターを出したり、あるいは《レスキューラビット》や《幻獣機-ドラゴサック》のような一度に複数のモンスターを出すカード効果を使うなどしたら、何枚ドローすればよいでしょうか?
- 増殖するG
- 効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200 - 誘発即時このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。
この効果は相手ターンでも発動できる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。
基本的なこと。Gのドローは特殊召喚される度に行い、チェーンブロックは作らない
増殖するGの基本事項として「ドローの際にチェーンブロックを作らない」というものがあります。これはどういうことか。増殖するGは手札から効果を発動するときだけモンスター効果としての発動を行い、それ以降のドローは効果を適用するだけで発動しないということです。
また、効果の処理途中に行われた特殊召喚時にもドローできるため、タイミングを逃すことはありません。
例えばチェーン2でリビングデッドの呼び声を発動した場合、その特殊召喚の処理直後に自分は1ドローすることになります。そしてドロー後でチェーン1のカード処理を続行するというわけです。
- Question
- 「増殖するG」の効果でドローを行うタイミングはいつですか?
また、同一チェーン上で、複数体のモンスターが特殊召喚される場合、どのタイミングで「増殖するG」の効果によってドローしますか?- Answer
- 「増殖するG」の効果によってカードをドローするタイミングは、モンスターがフィールド上に特殊召喚され、その特殊召喚が完了した時点でドローします。
また、特殊召喚を含む魔法・罠・効果モンスターの効果処理にてモンスターを特殊召喚する場合は、その効果処理が終了した時点でドローします。
1: ドラゴサックによるトークン特殊召喚時には1ドローしかできない
《幻獣機-ドラゴサック》や《レスキューラビット》《真炎の爆発》などは1度の特殊召喚で複数のモンスターやトークンを「同時」に特殊召喚します。大事なのは特殊召喚が何回行われたかです。
増殖するGのドロー枚数は特殊召喚されたモンスター数ではなく、特殊召喚の回数で決まります。なぜならテキストには「特殊召喚に成功する度に」とあるためです。一度に何体モンスターを特殊召喚してもそれは1度の特殊召喚と扱うため、ドラゴサックで2体のトークンを出してもドローできるのは1枚だけです。
2:同一チェーン上で複数の特殊召喚が行われるとその回数だけドローできる
増殖するGのドローは特殊召喚に成功する度に行われます。このドローはチェーンブロックを作らず、あらゆる場面で適用されるため、何らかの処理中に行った特殊召喚であってもタイミングを逃すことなくドローが可能です。
ドローができるのはその特殊召喚が成功した直後。例えば《大嵐》にチェーンして相手が《リビングデッドの呼び声》を発動したとします。自分の増殖するGの効果は既に適用済みとしましょう。
- チェーン1:
- 大嵐
- チェーン2:
- リビングデッドの呼び声
この処理を行うとまずリビデの効果による相手モンスターの特殊召喚が成功し、直後に増殖するGによるドローを自分は行います。そしてそのドローの後で大嵐による魔法・罠カードの全破壊が発生。
- 処理1:
- リビデによるモンスターの特殊召喚
- => 直後に自分は1ドロー
- 処理2:
- 大嵐による破壊
遊戯王の基本ルールとして、カードの処理途中にはその処理に関係のないカードは発動できません。しかし増殖するGによるドローは永続効果に近い性質があり、処理途中でも効果を適用します。王宮のお触れがチェーン処理途中の罠カードの効果を無効にするイメージに近いでしょう。
これをさらに発展させて、同一チェーン上で複数の特殊召喚カードを相手が発動したとします。チェーン1で《幻獣機-ドラゴサック》の特殊召喚効果。チェーン2で《空中補給》。チェーン3でリビデとしましょう。いずれも相手が発動し、自分は増殖するGの効果を適用済みです。
- チェーン1:
- 幻獣機-ドラゴサック
- チェーン2:
- 空中補給
- チェーン3:
- リビングデッドの呼び声
これを処理するとドローはその特殊召喚処理直後に行われます。1度に何体特殊召喚しようが回数でドロー枚数は決定するため、この処理では自分は3枚のカードをドローできます。
- 処理1:
- リビングデッドの呼び声によって幻獣機-コンコルーダを特殊召喚
- => 1ドロー
- 処理2:
- 空中補給の効果でトークンを1体特殊召喚
- => 1ドロー
- 処理3:
- ドラゴサックの効果でトークンを2体同時に特殊召喚
- => 1ドロー
増殖するGによるドローは3回発生します。3枚を1度にドローするわけではありませんから、当然インフェルニティなどのデッキではタイミングを逃す場合もあります。気をつけてください。
また、実際のデュエルではトークンやモンスターがでた後でドローしているために、特殊召喚とドローに時差があるように見えます。しかし本当はこの特殊召喚とドローは時間差なく行われるため、最後のドラゴサックによる特殊召喚とドローは全くの同時です。
まとめ
増殖するGのドロー処理を簡単ですがまとめました。なんとなく理解してもらえたかと思いますが、どうでしょうか?そんなに難しくないと思いますが、ドローするカードによっては面倒なことになりかねません。使う場合には自分のデッキとの相性をよく考えないと難しいですね。
増殖するGによるドロー処理はちょっと変わっています。墓地から取り除いてもそのターン中は効果を保持しているので厄介な存在といえます。妨げるカードは《手違い》くらいしかありません。手違いを採用するデッキが今後増えそうですね。
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