SHIROBAKOが終わってしまったので

ゴミ箱に捨てられたくまのぬいぐるみ

今日の7時から仕事ですが、SHIROBAKOを見て「あの最終回はSHIROBAKOを作った人全員に対するメッセージなんだな」と感動したので書いておきます。結論から言うと「みんなSHIROBAKOのDVD/BDを買おうぜ」ということです。ステマステマ。

SHIROBAKOを3行で

アニメの中で
アニメを作ったら
めっちゃ面白かった

SHIROBAKOはアニメ制作の現場を実際にアニメとした作品です。劇中アニメの進行と、SHIROBAKOというアニメ自体が同時に作られていく過程が、視聴者の中でリンクするので、非常に臨場感があります。見るときはぜひ一話一話をゆっくり見ることをおすすめします。できれば、毎週一話とか。

SHIROBAKOはアニメスタジオを舞台にしているので、業界用語も多数登場します。似たようなシーンは多々ありますが、時間が経過していくごとにそれらのセリフやオブジェクトの質によって状況は様々に変化しているのが読み取れます。そして一瞬一瞬での情報密度が非常に濃い。ほんの僅かなシーンの中にも様々なことが描かれています。用語の説明はサイト等で見なければいけません。作中で解説されることは稀です。しかし、それを追うのもこのアニメの楽しさかもしれません。



業界モノって大抵つまらない

例えば警察官が警察官を演じたらどうなるでしょうか?あんまり想像できませんが、もしかしたら「右京さん」のようなキャラになるのかもしれません。

業界モノがつまらないと思うのは、そこには戯画化というよりも「視聴者にとって都合がいいもの」しかないためだと思います。わかりやすいように伝えるというのは非常に面倒くさいことです。だから「はいはい、皆さんにわかるようにしますからね」というどこか投げやりな見せ方をしています。
また、警察等は「勧善懲悪の善代表」のようなポジションですから、決まりきったものしか作られません。

他の業界モノでも、結局は視聴者に受けることをその業界の人を使って作るだけ。ちゃんとした取材に基づいた素晴らしい作品は多々ありますが、ほとんどはコンビニの暴露本レベルです。(主語が大きいと反省はしています)

で、SHIROBAKOは「面白い作品を作ろうとした題材がたまたまアニメの制作現場を舞台にしたものだった」という感覚があります。私個人の感覚ですが。

最終回はSHIROBAKOスタッフへのメッセージ

SHIROBAKO最終話では完成パーティが開かれ、そこには何十名もの人々が描かれています。作中に登場した人物や実際には声も当てられていないような人までかなりの人数です。おそらくこれらの人々は、SHIROBAKOという作品に関わった全員ではないかと思われます。

最終話はすなわち、「第三非行少女隊」の完成パーティであり、同時にSHIROBAKOスタッフへの感謝のメッセージなんだなと。これだけの人々が関わって大変な思いをして、結果的にこんなに素晴らしい作品になったのだと。

SHIROBAKOの世界と現実をつなぐ「お仕事」と「お酒」でもあるように、やはり最終回でもお酒は出てきましたね。

というわけで円盤を買おう

なんでこんなことを言うかというと、結局円盤が売れないとアニメ会社にお金が入らないからです。いまは色んな所で簡単に見れますが、そういうしわ寄せをSHIROBAKOスタッフにはサせたくない。特に安原さんにこれ以上ひもじい思いをさせたくない!

SHIROBAKOの魅力を語るブログや記事はたくさんあるので、必要な人はそちらを読んでみてくださいな。でも、円盤が売れないとSHIROBAKOに関わった人々にお金が行き渡りません。みんなで買いましょう。ステマステマ