遊戯王初心者を卒業するためにやるべき3つのこと

発端は以下のブログです。

TCGつながりで自分も思うところがありますので、記事にしたいと思います。とりあえず思ったのは以下のことです。真面目な記事を読みたい方は本しゃぶりさんへ。

  • ルールを理解しよう
  • アウトプットをしよう
  • 人のデッキをコピーしよう

ルールを理解しよう

春の訪れ、桜の開花 卒業

あなたは「遊戯王のルールは複雑」と思い込んでいませんか?その思い込みが初心者をやめられない原因かもしれません。

正直、難しいとは思いません。難易度的にはITパスポート程度だと思っています。
今の遊戯王は10年前と比較しても相当改善されていて、スタールール3によって煩雑だったダメージステップのルールも改正されています。カードの枚数は増えても、基礎ルールはかなり理解しやすい環境です。

コストの概念を理解する

初心者にとって遊戯王で何がわかりづらいのかというと、「コスト」ではないでしょうか?他のTCGでは明確化されているものなのですが、遊戯王では効果テキストの中に含まれています。これがそもそもの原因です。

たいていの初心者は、テキストに書いてあることが全部効果だと思い込んでいます。するとちょっとした書き方の差異に気が付かず、それが効果処理によるものなのかコストによるものなのか判別がつきません。

たとえば、以下のテキストは似ているようで処理が大きく異なります。

  • 手札を1枚捨てて相手フィールド上のカード1枚を対象にして発動する。そのカードを破壊する
  • 相手フィールド上のカード1枚を対象にして発動する。そのカードを破壊し手札を1枚捨てる

前者は発動コストとして手札を捨てているのに対して、後者は効果処理時にカードを捨てています。カード1枚を破壊+手札を捨てる、という同じ結果をもたらしますが、遊戯王ではこれらは厳密に区別されます。処理がことなればできることに違いが生じるのです。

ある意味、これを判別できるかどうかは遊戯王のルールを理解する上での試金石といえます。テキストを読む力を鍛えましょう。

ルールブックや遊戯王wikiをよく読む

初心者脱出の糸口は何よりも調べること。それには大きく2種類の方法があります。

先日発売された「パーフェクトルールブック」はデュエリスト必携のアイテムです。正直、付録カードの存在が霞むほど。おそらく遊戯王史上最も真面目なルールブックです。

遊戯王の用語集は数多くありますが、それを系列で扱い、端的にまとめたこの本の存在は極めて大きいです。スターターデッキを買うよりもまず先にこれを買うべきだと本当に思います。Vジャンプというのが怪しいですが。

また、ネットを使うならば遊戯王wikiの存在は欠かすことができません。ウィキペディアを除く、wikiシステムを使っている際の中で10本の指に入るほどの出来だと私個人は思っています。遊戯王wikiがあったからこそ、遊戯王は存在していたのかもしれません。

いずれにしても、わからないことはまず調べることを習慣にしなければ初心者から脱出できません。あ、それとこの「遊戯王ハック」も忘れないで下さい(キリッ)

わからなくとも動かそう

ルールが完璧になることは本質ではありません。結局、カードゲームとして楽しめなければ意味がありません。ちょっとわからない理論でも、動かしてみる勇気が時に必要です。

わからないことは聞けばいい。もちろん聞き方はなんでもいいわけではありません。でも聞かないよりはマシです。ただし同じことや調べればわかることをいちいち聞かない。自分で考えるべきこととダメなものを区別できるようになると、初心者を脱するようになります。
わからないと認めることは、学習において大事な要素の一つですから。

アウトプットをしよう

VB6-003 UR 第六感【遊戯王シングルカード】

傑作ラノベ「イリヤの空 UFOの夏」において、準主人公の水前寺はESPの実験をするために放送室を占拠します。彼は、人間がもつ筋肉という唯一のアウトプット以外を見つけようとしました。

人間は感覚器官が数多くあれど、人に何かを伝えるためには筋肉を使用しなけばいけません。しゃべるのも文字を書くのも。そして理解し覚えるには、インプットとアウトプットの反復が大事です。

何が言いたいかというと、ルールブックを読んだりwikiを見たりするだけではダメということです。実際に対戦をしたり、誰かに教えたり。そしてそこからまた自分に対してインプットをしていく。この繰り返しが「学習」と呼ばれます。

ただアウトプットとして対戦しているだけではダメです。そこから自分や相手に対して何かを跳ね返すものがないと。先のブログの中で「アドバンテージの大事さ」を語っています。対戦していると、どこにアドバンテージが発生してどこにディスアドバンテージがあるのかが徐々に見えてきます。
大事なのは見えたそれをメモするなり人に伝えるなりして、確実にインプットすること。

そしてインプットしたそれが次のアウトプットへとつながります。

アウトプットの方法としては対戦以外にも、動画撮影やブログの記事制作もあてはまります。手段を様々に講じていろんな側面からものを見る工夫って、疎かにしやいのですが大事です。

筋肉を動かしてフィードバックを得る。これが初心者脱出の道筋です。

人のデッキをコピーしよう

玉ねぎと長ネギ

悪いことではありません。むしろ私は積極的に、人の作ったデッキをコピーすることを推奨します。それが強くなるための近道だからです。

その際、できるだけ完コピするべきです。オリジナル要素を混ぜるのは厳禁。誰得デッキを作っても意味が無いのです。

本当にオリジナルといえるデッキは、まずありまえん。しかし”初心者”ほど又”弱い人”ほど自力で何とかしようとして殻にこもります。本当に馬鹿な行為なのですが、自分を正当化して現状維持をすることで逃げているだけです。

強くなりたいのなら、楽しみたいのなら、初心者を脱したいのなら、最も簡単で確実な方法を選ぶべきです。
「環境がダメだから」
「新しいルールが面倒だから」
「ガチ勢と関わりたくないから」
などと言っているのならば、さっさとカードを燃やすべきですね。

ただし、コピーしたものを自分オリジナルと吹聴したり、他人の記事を勝手に使うのはダメです

最後に

本しゃぶりさんのような文体は自分にはとても無理。だから普段から自分の思っていることを淡々と書きました。ばかみたいな内容ですが、本人はいたって真面目らしいですよ?

あと、あまり話題に登りませんがこの「パーフェクトルールブック」はお勧めです。なので珍しくPRします。