フェイズとステップはどう違うのでしょうか?
似た音であるために混同している人が多いのが「バトルフェイズ」と「バトルステップ」です。これらはバトルと名のつく通りモンスターの攻撃に関する機会に使用します。
実はこれらは親子関係にあります。バトルステップはバトルフェイズの要素です。つまり、「バトルフェイズ」という大きなもののなかに「バトルステップ」というタイミングが存在するのです。
バトルフェイズの中には複数のステップが存在します
まず、おなじ"バトル"という言葉があるために省略して「フェイズ」と「ステップ」の関係にしてしまいます。
英語の"Phase(フェイズ)"とは、『段階、局面、時期』などの意味です。一方"Step(ステップ)"は、『足どり、足の運び』などと比較的小さな動きを表しています。
フェイズを4階建ての建物とします。するとステップとはその建物の1階層分に相当します。
また、バトルフェイズはバトルステップを含めて合計4つのステップで構成されています。逆に言うとメインフェイズやドローフェイズは1階建てであるといえます。ステップがないからです。
なお、「このターンのバトルフェイズ中」という記述があればそれは「バトルステップ」も含みます。当然ですね。建物全体を指しているのですから、その中の1つの階層も該当するわけです。
バトルフェイズに幾つものステップがあるのはどうしてか
他のフェイズにはないステップという区切りがバトルフェイズにはあります。これはなぜかというと、モンスターの攻撃に関する効果がとても幅広くて複雑だからです。
遊戯王の『バトルフェイズ』とは、大きくいうと「攻撃宣言」と「戦闘」が行われるタイミングです。
しかし
- 《次元幽閉》などの攻撃宣言時に発動できるカード
- 《禁じられた聖衣》などの攻守増減効果のある速攻魔法やクイックエフェクト
- ダメージ計算時にも発動できる《オネスト》
- 戦闘ダメージ発生時に発動できる《トラゴエディア》
- リバース効果を持つ《メタモル・ポット》
- 戦闘破壊時に発動する《BF-蒼炎のシュラ》
- バトルフェイズ終了時に発動する《剣闘獣-ラクエル》
などと、カードによって発動タイミングがとても細かいのが現状です。はっきり言うとカードをつくる段階でどうにかすればいいのですが、後の祭り。カードプールの増加とともにバトルフェイズ中の処理は複雑になってきています。
このような複雑なものを処理するためには段階的に区切らないとうまくいかないのです。そうはいってもすでにダメージステップは15以上の区切りをもつ混沌としたステップです。これについてはダメージステップの項目で詳しく解説します。
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