間違いやすいですが、スタダやロンファは墓地発動ではありません

間違いやすいですがスタダやロンファはリリースしても墓地発動ではありません

遊戯王をしているとよく遭遇するトラブルがあります。今回は《スターダスト・ドラゴン(破壊無効化)》《ローンファイア・ブロッサム(ロンファ)》《レスキューラビット》等の効果がどこで発動しているのかについて少し解説します。

このカードをリリースして」や「このカードを除外して」などの発動条件を見るとどうしても墓地発動のように見えます。しかし実際には「フィールド上で発動している」効果です。
なお、スタダのエンドフェイズの特殊召喚効果は墓地発動ですのでお忘れなく

このあたりを勘違いしているYPがとんでもなく多いので頑張って覚えてください。そんなに難しくないので。


コストを支払っているのはあくまでもフィールド上

スタダの無効化は、フィールド上で発動してそのコストとして自身をリリースします。リリースした場合、通常は墓地に送られますからスタダの効果は墓地発動のように見えます。

しかし実際には「フィールド上にあるときにコストを支払った」ためにスタダは墓地にあるわけです。発動とコストの支払いは同時ですから、墓地に送られてから発動したわけではないんです。(厳密にはコストの支払いを先に行うのですが、形骸化しています)

スタダはコストをフィールド上で支払っているのでフィールド発動です

フィールド発動でもスキドレを回避できます

スキルドレイン》があってもスタダは無効になりません。その理由を「スタダの無効化は墓地発動だから」と勝手に思い込んでいるデュエリストがおおいのです。

でも実態はフィールド発動です。ただし効果解決時に墓地に存在しているので無効化の範囲外に相当するため、スキドレを受け付けないだけなんです。

マクロコスモスがあってもフィールド発動です

《マクロコスモス》があるときに、スタダやならず者が効果を発動したとします。リリースしたことで墓地ではなく除外されてしまいますが、それでもフィールド上で発動している効果には変わりありません。発動後にどこにあるかではなく、どこにあるとき発動したかで発動した場所が決まるのです。

スタダの正しい処理と間違った処理

墓地に送られた時の効果と何が違うのか

ライオウ》と《クリッター》はどちらも効果発動時には墓地にカードが存在しています。でもライオウはフィールド発動なのに対して、クリッターは墓地発動です。この違いは何なのでしょうか?

発動するための条件をよく考えましょう

ライオウ》は「フィールド上で発動し、発動コストとして自身を墓地に送る」という処理を行います。一方で、《エルシャドール・ミドラーシュ》は「このカードが墓地に送られた場合」という条件を満たしたあとで発動する効果です。

これらは発動するための条件がそもそも違います。ライオウは能動的にコストを支払っていますが、クリッターは「墓地に送られる」という行為の結果として発動条件を墓地で満たすのです。

ライオウとシャドールの違い

この違いを意識すると、遊戯王のテキストは意外と簡単に理解できるようになります。

余談

最近見ているアニメは「wixoss」か「ノーゲーム・ノーライフ」です。白ちゃんかわいい。