《フェルグラント》に《強制転移》を使うことはできるのか

このブログに「フェルグラント 強制転移」というキーワードからの流入が多いので書いてみます。

フェルグラントと強制転移

神竜騎士フェルグラント(以下、フェルグラント)》の効果で他のカード効果を受けないモンスターがいます。 このモンスターを《強制転移》の効果で選ぶことはできるのでしょうか? また、転移できないモンスターを選ぶともう一方のモンスターはどうなるのでしょうか?

結論。 魔法カードの効果を受けないモンスターを選ぶことができます。また、その場合はどちらのモンスターも動きません。

結果はとても簡単なのですが、「強制転移」のちゃんとした使い方を知らない人が本番で迷うこともあるでしょうし、相手に説明するときに困ったりしないか心配です。

特に初心者さんは片方のモンスターだけを入れ替えてしまうことがあります。当然これは間違いですのでやってはいけません。

強制転移は「対象をとらない」効果なのでモンスターは効果解決時に選びます

強制転移
遊戯王カード 【 強制転移 】 SD19-JP025-N 《ドラグニティ・ドライブ》
通常魔法 お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、 そのモンスターのコントロールを入れ替える。 そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

基本中の基本ですが、強制転移は対象をとらない効果です。《No.74 マジカルクラウン-ミッシングソード》も無効にできません。

対象をとらないので入れ替えるモンスターを互いに選択するのは効果解決時です。強制転移の発動時に選ぶことはありません。

両方の場のモンスターを入れ替えられないならば、強制転移の効果は不発

強制転移の発動条件(カードを表向きにして発動するための条件)は、互いのフィールド上にモンスターが存在するだけでいいのです。 「フェルグラント」や「禁じられた聖槍」の効果を受けたモンスターや「機動要犀トリケライナー」だけがあっても問題なく発動できます。 ただし、発動できても移動できるかどうかは解決時になってみないとわかりません。

以下は公式裁定です。

Question
自分フィールド上に、「禁じられた聖槍」の効果が適用されているモンスター1体と他のモンスター1体が存在しています。 「強制転移」の効果処理の際に自分がコントロールを入れ替えるモンスターとして、「禁じられた聖槍」の効果によって『魔法カードの効果を受けない』状態のモンスターを選ぶ事はできますか?
Answer
「強制転移」の効果を適用させるモンスターとして、「禁じられた聖槍」の効果によって『魔法カードの効果を受けない』状態のモンスターを選ぶ事はできます。 その場合、『そのモンスターのコントロールを入れ替える』処理を行う事ができませんので、「強制転移」の効果は適用されません。
公式裁定 「強制転移の処理」

ここからわかるでしょう。強制転移を発動しても、効果を受けないモンスターや入れ替えができないモンスターを選択すると、入れ替え処理自体ができないのです。

強制転移にフェルグラントをチェーン フェルグラントを移動できないのでもう片方も移動できない

初心者の頃に「自分のモンスターを入れ替えできないときは、相手のモンスターだけをいただく」という処理をしてしまいがちです。十分に気をつけましょう。

どちらかのフィールドからモンスターがいなくなっても入れ替えは不発です

例えば「ヴェルズ・サンダーバード」を強制転移にチェーンして片方のフィールドからモンスターがいなくなったとします。 その場合でも強制転移の効果は不発となり、入替え処理は行いません。

まとめ

強制転移はお互いの場にモンスターがいれば、それがトークンや裏守備モンスターであっても、発動が出来ます。しかし、効果解決時に選択したモンスターのうち片方でも効果を受けないモンスターならば入れ替えができません。

また、フェルグラントの効果を既に受けたモンスターが場にいても強制転移は発動は可能です。効果自体は不発になりますが。

間違いやすいのですが、「対象にできない」と「効果を受けない」は全く関係がありません。 オベリスクの巨神兵は対象に選択できませんがそれはカードの発動時に対象に選択できないということです。強制転移のような対象をとらないカードの場合には相手の場に移動します。対象を取れないだけで、効果を無効にするわけではないからです。