《ゼンマイラビット》は自身や他のゼンマイを除外して戦闘回避することができます。では、このカードが裏守備で存在するときに相手から攻撃を受けた場合にはどうなるのでしょうか?
【Photo By Dulup】
よく勘違しやすいのですが、戦闘によってリバースしたときにゼンマイラビットの除外効果を発動することはできません。なぜなら、このタイミングはダメージステップ中だからです。
ゼンマイラビット
《ゼンマイラビット》
効果モンスター
星3/地属性/獣戦士族/攻1400/守 600
自分フィールド上の「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
また、この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
除外効果はダメージステップには発動できません
このカードはダメージステップ以外ならばいつでも除外効果を発動することができ、攻撃やカード効果から逃れることができます。逆に言えばダメージステップでは発動そのものが出来ないのです。
ダメージステップにて、「ゼンマイラビット」の効果を発動する事はできません。
攻撃宣言時には発動できるのに、戦闘でリバースしたら発動できないわけ
バトルフェイズというのはモンスターの攻撃宣言やダメージ計算を行うフェイズのことです。ここはさらに大きく「バトルステップ」と「ダメージステップ」にわかれます。
まず、自身や相手の攻撃宣言というのは『バトルフェイズ』にて行われます。この時点ではまだダメージを計算するフェイズには入っていません。だから相手の攻撃宣言時に発動できるのです。
次に、裏守備モンスターが攻撃されて表になったときはどうでしょうか?ここは既に『ダメージステップ』に入っています。
ラビットの効果は自身が表になっていないと発動できません。攻撃宣言時にはまだセットされていますから発動は当然不可能です。そして、ダメージステップに入ってリバースしても、既に発動できるタイミングではありません。よって効果を発動することが出来ずに戦闘を行います。
ラビットをセットするとむしろ不利
相手モンスターの方が攻撃力が高くても、ラビットは常に表側表示で出しましょう。そうでないと自身の除外効果を使う機会ができずに、墓地に送られてしまうことになります。
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