《ソウルドレイン》と《メンタルドレイン》の違いを理解すると遊戯王がもっとよくわかる

黄色い車とシャッターの落書き

ソウルドレインメンタルドレインはともにモンスター効果を発動できないようにする効果を持っています。「発動できない」とはそのままで、発動のためのコストも払えない状況を指します。

では《オネスト》《カードカーD》はそれぞれどのカードで封じられるのか。あるいは発動を許してしまうのか。聞いてみると意外とわからない人が多いようです。でも「コストをどこで支払うか」を理解すると簡単にわかってしまうんです。

《オネスト》はなぜメンタルドレインとあると発動が出来ないのか

メンタルドレイン
【遊戯王カード】 メンタルドレイン レア 《ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー》 ltgy-jp079
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、手札のモンスターの効果は発動できない。

《オネスト》は自身を手札から墓地に送って発動します。コストとして墓地に送るので墓地で発動しているように感じるかもしれませんが、実際は「手札発動」の効果です。よって、オネストはメンタルドレインが存在すると発動ができないのです。

でも納得いかない人もいるでしょう。でもこう考えるとわかりやすいのでは?オネストが墓地に送られるということはコストを支払って発動したということです。つまり、発動できないときには手札に残ったままです。

  1. メンタルドレインは発動をさせないため、発動コストも支払うことが出来ない
  2. オネストは自身を墓地に送るコストを支払って発動する。発動できない時は「手札に残る」
  3. 墓地発動ならば発動時に墓地になくてはならない。つまり、手札に残るオネストは手札発動である

「墓地に送って発動する」というのはコストを手札で払うからです。手札で発動するか墓地で発動するかは、コストをどこで払うかで見極めることができます。似たカードに《DDクロウ》《サンダー・シーホース》《武神器-ハバキリ》等があります。

《カードカーD》や《レスキューラビット》はソウルドレインがあっても発動できるのはなぜか

ソウルドレイン
遊戯王カード 【ソウルドレイン】 REDU-JP078-R ≪リターン・オブ・ザ・デュエリスト≫
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードがフィールド上に存在する限り、ゲームから除外されているモンスターの効果及び墓地に存在するモンスターの効果は発動できない。

よく《カードカーD》や《レスキューラビット》《スターダスト・ドラゴン》に対して《ソウルドレイン》を使う人がいます。どれも墓地や除外ゾーンに送ることで発動するカードですが、実は全部が「フィールド発動」です。墓地や除外ゾーンで発動しているわけではないので、ソウルドレインがあっても発動できてしまいます。

Question
フィールド上に表側表示の「ソウルドレイン」が存在する時に、「カードカー・D」をリリースして効果を発動したり、「レスキューラビット」をゲームから除外して効果を発動する事はできますか?
Answer
「ソウルドレイン」の効果は、墓地に存在するモンスターの効果や、ゲームから除外されているモンスターの効果が発動できなくなる効果であるため、「ソウルドレイン」が発動している場合であっても、フィールド上にて発動する扱いとなる「カードカー・D」や「レスキューラビット」の効果を発動する事ができます

「ソウルドレイン」が適用中に「カードカー・D」等をリリースして効果を発動できますか?

さきほども言いましたが、「どこで発動しているか」は「コストをどこで払っているか」に注目すると分かりやすいでしょう。

ソウルドレインがあると墓地にあったり除外された場外のカードは発動が出来ず、コストも支払えません。カードカーがコストを払えないということは自分をリリースできずフィールド上に存在するということです。つまり、このカードは墓地で発動するカードではないということです。なぜならば、フィールド上にてコストを払って発動しているからです。

まとめ

ソウルドレインとメンタルドレインの違いの解説と言うよりも、「手札で発動しているか」「墓地や除外ゾーンで発動しているか」の見分け方の記事になりましたが、いかがでしょうか?

自身を墓地に送ることで発動すると

コストを払わないカードも多くありますが、そのようなカードはそもそも判別する必要はありません。例えば《交響魔人マエストローク》が手札発動か墓地発動かを考える人はいないでしょう。