《ブレイクスルー・スキル》という罠カードは《禁じられた聖杯》や《スキルドレイン》などと似た、モンスター無効化カードです。ただし他のカードが違って使える場面が限られる上に対して強力なわけでもありません。
でもこのブレイクスルー・スキルには他のカードにはない、かなり変わった側面があります。それは《魔導教士システィ》や《裁きの龍》などのエンドフェイズ時に発動する効果を強いというものです。
「ブレイクスルー・スキル」と「禁じられた聖杯」の無効化範囲
「ブレイクスルー・スキル」と「禁じられた聖杯」はモンスター1体の効果を無効にしますが、実はその無効にする期間が微妙に違います。
- 《ブレイクスルー・スキル/Breakthrough Skill》 †
- 通常罠
相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、
相手フィールド上の効果モンスター1体を選択し、その効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、自分のターンにのみ発動できる。
- 《禁じられた聖杯》
- 速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。
それぞれのテキストをよく見てください。ブレイクスルー・スキルには「ターン終了時まで」とありますが、聖杯には「エンドフェイズ時まで」とありますね。これがとても大事なのです。
エンドフェイズ時まで有効だとエンドフェイズの任意のタイミングで効果が解除される
「ヴェーラーシスティ問題」でも書いたように、ヴェーラーや聖杯のようなエンドフェイズまで処理が続く効果は、エンドフェイズに無効化を解除しなければいけません。
解除するのは基本的にターンプレイヤーか強制効果になるため、ターンプレイヤーが優先権を放棄すれば非ターンプレイヤーが先に無効化を解除しなければいけません。よってシスティの効果は無効にならないわけです。
ターン終了時まで無効になる => エンドフェイズでの処理が発生しない
一方、ブレイクスルー・スキルはそのターン終了時までです。この無効化効果が消えるタイミングはエンドフェイズ終了時と次のターン開始の間です。
「ブレイクスルー・スキル」の効果が適用されているモンスターの効果は、そのターンの終了時まで無効になったままとなります。
したがって、「ブレイクスルー・スキル」の効果が適用されているモンスターの効果は、そのターンのエンドフェイズの間も常に無効化されたままです。
(「ブレイクスルー・スキル」を発動したターンが終了し、その次のターンのドローフェイズから効果が無効化されていない状態に戻ります。)
システィの効果をブレイクスルーで無効にすると発動しても無効になってしまう
エンドフェイズに発動しなればいけない魔導教士システィの効果ですが、ブレイクスルー・スキルはエンドフェイズ中はずっと無効にしたままです。解除されるのは次のドローフェイズからなので、どうやってもシスティはそれから逃れることができません。
たとえ発動時に自身を除外するにしても、効果自体は無効になったままだからです。
結論:ブレイクスルー・スキルはエンドフェイズにフィールドで発動する効果にとても強い
ブレイクスルー・スキルにできることのほとんどは聖杯が行えます。ダメージステップに発動できる聖杯は、リバース効果モンスターにも対処出来ますからブレイクスルー・スキルよりずっと柔軟です。
しかし上記のような特性から、エンドフェイズでの効果が大事なデッキには非常によく刺さるのがブレイクスルーの特徴です。
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