遊戯王のルール改定が炎上した理由をよく知らない人向けに説明します

炎上

※リンク召喚等の説明は一切ありません。

某所でも話したんですが、こちらでもやっておきましょう。何ヶ月ぶりの遊戯王の投稿ですね。

さて、どうして今回の遊戯王の改定騒動が炎上したのか。

これはプレイヤーではない私のような人間からの視点です。

ルール改定のキモは「強力なカードを沢山出さないようにする」こと

そもそものルール改定については複雑なので言及しません。

いうわけで簡単にまとめたのが以下の図です。

今までとこれから

今までの遊戯王では、モンスターは5箇所のモンスターゾーンに自由に配置できました。しかもエクストラデッキという別の場所が遊戯王にはあり、そこから超々強力なモンスターを多数呼び寄せて戦うのが、今の主流です。

遊戯王にはMtGのようなマナの概念がなく、条件と手札さえあれば1ターンにできることの制限は基本的にありません。ですからやりたい放題なのです。

簡単に言うとですね。ブルーアイズアルティメットドラゴンの10倍強力なモンスターが、手札数枚で5体簡単に量産できちゃうんです。

いままでも制限規制をして環境を変えてきましたが、中々難しかった。そこで今回のタイミングでコナミは「ではエクストラからモンスターを出せる領域を1個に制限しよう」と言い出したのです。

その結果、今までエクストラのモンスターを大量展開できたデッキは大打撃を受けたわけです。1ターンで繰り返し召喚できた超々良いカードが、たった1つの領域にしかだせなくなったのですから。

リンクカードはコンセントタップのような役割

しかしコナミは救済を差し出します。

エクストラのモンスターを出す領域は制限するけど、ある特殊なカードをコンセントのようにすれば今までと同じようにたくさんカードを出せる、と。

それがリンクカード。

詳細は省きますが、ヴァンガードやウィクロスなどの既存のTCGに近い概念を遊戯王に導入したのです。

それがさらに混乱を助長させたわけですね。既存のユーザーにとっては、新しいカードがないと自分のデッキが強くならないのです。コナミの販促魂は素晴らしいのですが、怒り狂ったユーザーの心理までは予測できなかったようです。

つまりどういうことか

ポケモンGoで例えましょう。

ポケモンGoの兄弟であるIngressでは、ポータルのハックは連続4回までしかできません。4回ハックすると数時間ハックができません。また、8人集まらないとよいアイテムが出てこない仕様です。

ポケモンGoで似たようなことをしたとします。

「1つのポケストップを4回くるくるすると4時間アイテムでないよ」 「沢山の人がポケストップを強化しないとモンスターボール1個しか出ないよ」 「みんなで協力すれば大丈夫だよ」 「しかも、ある特殊なアイテム使うと今までと同じことができるよ」

NiaがポケモンGoの改善のためにこんな制限を設けたら、既存のユーザーは怒るでしょうね。それ自体に意味があって、しかもIngressでは何の問題もないことであっても、実際には環境が改善されるかもしれないのですが、それとユーザーの求めているものは違っていることでしょう。

ポケモンユーザーが臨んでいるのは、強くてカッコイイポケモンを沢山捕まえたいだけのはず。それを規制しようとする動きをよく言う人はいません。

コナミの今回の改定は個人的にはファインプレイではあるのですが、個人ユーザーの単純な「とにかく強いカード欲しい」という信条をうまく汲み取れなかったのは残念ですね。同情を禁じえません。

言っとくけどリンクカードは良い環境

みんな誤解しているようですが、私はリンクカードは素直に良カードだと思います。他のTCGの良いところをうまく遊戯王向けにアレンジしていますから。エクストラの制限はかけるべきですし、それを適度に解除する方法も斬新でゲーム性を高めるものです。

騒いでいるのは、一部の声の大きな人だと思っています。あと、よく知らずに物を書いている人。

ですが、元々マナ概念が薄くリソース管理を知らない遊戯王では、エクストラへのここまでの踏み込んだ改定は劇薬だったようです。よい環境づくりが必ずしも既存のユーザーの利益に写らなかった典型だといえます。

正直言うと、別のカードゲームを新しく作ったほうがいいです。本当、今までの遊戯王のやりたい放題が緩和されすぎる気がするので。

本当は遊戯王に必要なのは「抜本的な総合ルール作り」の方だとずっと抗弁しています。しかしユーザーにとって重要な環境づくりにシフトしているならそれは一応認めたいと思います。

というわけで皆で遊戯王しよう!リンクカードのこともわかりやすく解説するんで