マジシャン・ガールによる攻撃対象の変更に関するルール

マジシャン・ガールには以下の共通効果があります。

1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。(手札または墓地)から魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする。

マジシャン・ガール1体を相手が攻撃対象にした場合、その効果で別のマジシャン・ガールを特殊召喚し攻撃対象を変更。これを連鎖させることで次々にマジシャン・ガールを出すことができます。

マジシャンガールで攻撃対象を移す

攻撃宣言時と攻撃対象に選択するときの違い

マジシャン・ガールの「攻撃対象に選択された」とは、相手からの攻撃宣言を受けたときだけでなく、攻撃対象を変更された時にでも発動します。

Question
「アップル・マジシャン・ガール」の『(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動できる。手札からレベル5以下の魔法使い族モンスター1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする』モンスター効果によって、手札の「チョコ・マジシャン・ガール」を特殊召喚し、攻撃対象を移し替えた場合、その「チョコ・マジシャン・ガール」の『(2):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合、「チョコ・マジシャン・ガール」以外の自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする』モンスター効果を発動する事はできますか?
Answer
質問の状況の場合、「アップル・マジシャン・ガール」のモンスター効果によって特殊召喚された「チョコ・マジシャン・ガール」は相手のモンスターの攻撃対象に選択された扱いとなりますので、その「チョコ・マジシャン・ガール」のモンスター効果を発動し、攻撃対象をさらに移し替える事ができます。
公式裁定

攻撃宣言する」ことと「攻撃対象に選択する」は基本的に同義です。相手モンスターが自分の《チョコ・マジシャン・ガール》に攻撃宣言をした場合、その《チョコ・マジシャン・ガール》は攻撃対象にされたので自身の効果を発動できます。そしてその効果によって特殊召喚された《アップル・マジシャン・ガール》に攻撃対象が移った場合、その《アップル・マジシャン・ガール》も「攻撃対象に選択された」という効果を発動できます。

また、そもそもマジシャンガールの効果を使用せずに戦闘の巻き戻しが発生したとしても、攻撃対象になったのならばそのマジシャンガールは効果を発動できます。

攻撃対象が移っても再び攻撃宣言をするわけではない

マジシャン・ガールの効果で攻撃対象を移す、またはモンスターの数が変動するなどしてバトルステップの巻き戻しが発生する場合、攻撃宣言を繰り返すことはありません。攻撃宣言とはバトルステップの開始時に1度だけ行うことであり、攻撃対象を変更しても攻撃宣言したことにはならないからです。

たとえば《聖なるバリア-ミラー・フォース》などの攻撃宣言時に発動できるカードが影響を受けます。相手モンスターの攻撃対象をマジシャンガールで次々に移したとします。その場合、ミラーフォースを発動できるのは一番最初の攻撃宣言時のみです。つまり、2番・3番と攻撃対象を変更したのちにミラーフォースを発動することはできません。攻撃対象が移った場合、既に攻撃宣言は終了しているためです。

では攻撃対象を変更しつつ相手モンスターをミラーフォースの効果で破壊したい場合はどうすればいいのでしょうか?攻撃宣言時のタイミングならばミラーフォースを発動できるため、相手が最初のマジシャンガールに攻撃したときにマジシャンガールとミラーフォースをチェーンして発動すればいいことになります。しかし、2番目のマジシャンガールに攻撃対象が移って以降は攻撃宣言時ではなくなります。

マジシャンガールの効果で攻撃対象が移ってもバトルステップの巻き戻しは発生しない

マジシャンガールの効果で対象を変更しても戦闘の巻き戻しは発生しない

マジシャンガールの攻撃対象を移した場合、相手はバトルステップの巻き戻し(戦闘の巻き戻し)をすることはできません。つまり、相手モンスターは攻撃力を大幅に減少させられた上で、最後のマジシャンガールと戦闘を行うことになります。事実上、ほとんどのモンスターは戦闘で勝てないことになります。

バトルステップ中に相手モンスターの数が変化したり攻撃対象が不在になった場合には、攻撃対象を変えて攻撃したり攻撃そのものを中断することができます。これが「バトルステップの巻き戻し」または「戦闘の巻き戻しといいます。しかし、マジシャンガールや《BFT-漆黒のホーク・ジョー》のように攻撃対象を変更する場合には攻撃をやり直すことなくそのまま続行されます。

Question
「チョコ・マジシャン・ガール」のモンスター効果で、モンスターが特殊召喚された場合、ただちにダメージステップに進みますか?
Answer
「チョコ・マジシャン・ガール」のモンスター効果によって、『そのモンスターを特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替え、攻撃モンスターの攻撃力を半分にする』処理が適用される場合、攻撃対象は特殊召喚されたそのモンスター(=質問の状況の場合は「ブラック・マジシャン・ガール」)に移し替えられ、戦闘の巻き戻しは発生しません。
公式裁定

攻撃を取りやめることはできないがすぐにダメージステップに入るわけではない

攻撃対象を強制的に移し替えた場合には巻き戻せずに攻撃は続行されます。しかし、すぐにダメージ計算をするわけではありません。対象を変更して攻撃力を下げてもバトルステップは続いています。この段階で強制脱出装置を使うなどして戦闘を回避することも可能です。

まとめ

  • マジシャンガールは攻撃宣言時だけでなく、効果による攻撃対象の変更やバトルステップの巻き戻しによって攻撃対象になっても、その効果を発動できる
  • ミラーフォースなどの攻撃宣言時にのみ発動できる。マジシャンガールの効果で攻撃対象を移してた場合には攻撃宣言のタイミングは過ぎているので発動ができなくなってしまう。
  • マジシャンガールの効果で対象を変更した場合には戦闘の巻き戻しは発生せず、最後に攻撃対象になったモンスターと戦闘を行う
  • 攻撃対象を変更してもダメージ計算を即座に行わないため、バトルステップ中に発動できるカードでその戦闘自体を回避することもできる

以上から分かる通り、マジシャンガールに攻撃する意味は全くありません。