「フェルグラントドラゴン」は自己再生できると勘違いされやすい

初心者によくある勘違いの1つが《フェルグラントドラゴン》に関するものです。

フェルグラントドラゴン
フェルグラントドラゴン
効果モンスター 星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2800
このカードは墓地からの特殊召喚しかできず、フィールド上から墓地へ送られていなければ特殊召喚できない。 このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、自分の墓地のモンスター1体を選択して発動する。 このカードの攻撃力は、選択したモンスターのレベル×200ポイントアップする。

フェルグラントドラゴンを見た人はよく「このカードは自己再生できるのか」と思ってしまいがちです。ですがそれはテキストの読み方が間違っています。実際のフェルグラントドラゴンは死者蘇生やリビングデッドの呼び声などの効果でしか特殊召喚できません。墓地に送られても勝手に特殊召喚できないということです。

端的に言うと前半のテキストは「特殊召喚に関する制限」であって、《マシンナーズ・フォートレス》や《暗黒界の龍神グラファ》などの召喚ルール効果とは別物です。単に一度アドバンス召喚してしまうのがいいのですが、順をおって説明します。

1:墓地に直接送られても特殊召喚できない

このカードは墓地からの特殊召喚しかできず、フィールド上から墓地へ送られていなければ特殊召喚できない」というテキストはどういうことを表しているかというと、

  1. 手札・デッキ・除外ゾーンから特殊召喚できない
  2. デッキや手札から墓地に送られても蘇生制限を満たさないので特殊召喚できない

このようなことを表しています。

手札・デッキ等からの特殊召喚
  • No.46 神影龍ドラッグルーオン》の効果で出せない
  • 《ドラゴニック・タクティクス》や《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果で出せない
墓地からの蘇生に関する制限
  • 《トレードイン》のコストとして手札から直接墓地に送られると蘇生制限を満たさない
  • 《竜の霊廟》の効果でデッキから墓地に送られると蘇生制限を満たさない

フェルグラントドラゴンの制限がこんなにもがっちがちです。ではこれを回避して出すためにはどうしたらいいのでしょうか?

2:アドバンス召喚などでフィールド上に出してからでないと特殊召喚できない

蘇生制限を持つのもかかわらず、フェルグラントドラゴンは「通常召喚モンスター」です。手札やデッキから特殊召喚できない以上は、通常召喚によってフィールド上に出すしかありません。そう、フェルグラントドラゴンはアドバンス召喚してなんぼのモンスター。

一度アドバンス召喚に成功した後に墓地に送られると蘇生制限を満たす

2体のモンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功したフェルグラントドラゴン。このままではただのバニラです。そこから戦闘破壊やシンクロ召喚の素材と等で墓地に送られると、その時点から蘇生制限を満たします。

自己再生効果はないため、死者蘇生などを使って蘇生することになります。これで墓地からの特殊召喚に成功したので、攻撃力UP効果を発動することが可能となります。なんて面倒な。

ただし、死者蘇生で蘇った後に再び破壊されるとまた別のカードで復活出来ます。

装備状態で墓地に送られても蘇生制限は満たされる

フィールド上から墓地に行けばいいので、《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》などの装備カード状態から破壊されても条件を満たします。また、破壊だけでなくリリースや融合召喚による墓地送りでも問題ありません。

裏守備のまま破壊されてもok。

3:エクシーズ素材として墓地に送られても蘇生制限は満たさない

神竜騎士(しんりゅうきし)フェルグラント》のエクシーズ素材となっているフェルグラントドラゴン。その効果発動のコストで取り除かれても、フェルグラントドラゴンを墓地から特殊召喚できません。

エクシーズ素材はフィールド上から墓地に行くわけではない」からです。

また、アドバンス召喚そのものを神の宣告等で無効にされても蘇生制限は満たしません。

まとめ

フェルグラントドラゴンには自己再生効果が存在しないということを理解すると、むしろこのカードがいかに出しづらいかということがわかってきます。せっかくアドバンス召喚してもただのバニラですし、蘇生しても攻撃力がアップするだけの脳筋カード。

ただ、蘇生制限に関するルールを覚えるカードとして役立つので結構オススメ(?)です。イラストもかっこいいですし。派生カードの《神竜騎士フェルグラント》については「神竜騎士フェルグラントを使うときに覚えておくといい5つのこと」に挙げています。