E・HEROプリズマーはシャイニングを見せて青眼を送れるのか

Alley Kitten

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E・HERO プリズマー》はエクストラの融合モンスターを見せてメインデッキからモンスターを墓地に送ることができます。実際にはそれは自身の名前を変更するための発動コストなのですが、効果以上に墓地にカードを送れるコストのほうが注目されやすいですね。

参考:E・HEROプリズマーの相手に融合カードを見せて墓地に送る行為はコストですか?

ではこのプリズマーは融合モンスターである《E・HERO Theシャイニング》《E・HERO アブソルートZero》を見せてその素材として《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》や「水属性モンスター」を墓地に送れるのでしょうか?

いいえ、カードの固有名が素材に指定されていないので不可能です。なぜならば、シャイニングには素材の名前が書かれていないからです。

E・HEROプリズマー
遊戯王 E・HERO プリズマー ウルトラレア アカデミーデュエルディスク同梱カード
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1100
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を自分のデッキから墓地へ送って発動する。
このカードはエンドフェイズ時まで墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

プリズマーは融合素材として固有のカード名が明記されている融合モンスターしか選べない

プリズマーが効果を発動するために選べる融合モンスターは、「融合素材モンスターのカード名が書かれている」必要があります。そして自分のメインデッキにその素材モンスターが存在していなければなりません。

例えば《カオス・ウィザード》を選択した場合、その素材である《ホーリー・エルフ》か《黒魔術のカーテン》のどちらかをメインデッキから墓地に送って発動することができます。両者のカード名がカオス・ウィザードの融合素材として明記されているからです。

けれども、Theシャイニングの融合素材は「『E・HERO』と名のついたモンスター+光属性モンスター」です。固有のカード名がないため、そもそもプリズマーはシャイニングを発動コストとして相手に見せることすら不可能なのです。メインデッキから落とすモンスターがないからです。

Question
「E・HERO プリズマー」は、融合モンスターを相手プレイヤーに見せて、そのカードに記載されている融合素材モンスターを墓地に送る行動が、効果を発動するためのコストになりますが、「E・HERO プリズマー」の発動コストとして、「F・G・D」等のような、記載されている融合素材モンスターとしてカード名が記載されていない融合モンスターを相手に見せて、「F・G・D」に記載されているドラゴン族モンスターをデッキから墓地へ送る事はできますか?
Answer
「E・HERO プリズマー」の効果を発動するためのコストとして、デッキから墓地へ送る事ができるモンスターカードは、融合モンスターカードに融合素材モンスターとしてカード名が記載されているモンスターカードのみになります。
よって、「E・HERO プリズマー」の発動コストとして、融合素材モンスターとしてカード名が記載されていない「F・G・D」を選ぶ事ができず、ドラゴン族モンスターを墓地に送る事もできません。

「E・HERO プリズマー」の発動コストで相手に見せる融合モンスターとして、「F・G・D」を選ぶ事ができますか?

プリズマーのコストとして墓地に送れるモンスターは「融合モンスター」のリストを参考にしてください。ここにある素材でメインデッキに入れるものが該当します。

種族や属性、名前の一部で縛っていてもダメ

Theシャイニングは光属性とEHEROが素材です。そのどちらも満たしている《E・HEROアナザーネオス》を落とせそうですが、固有のカード名として記載されていない以上は無理です。

もしも青眼の白龍をコストとして墓地に送りたいのであれば、《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》や《究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)》を選択するしかありません。