《幻獣機 ドラゴサック》対策として《レッド・デーモンズ・ドラゴン》(以下、レモン)を積んでいるデッキがありますが、実はレモンでは破壊耐性があるドラゴサックを突破することができません。
守備表示のドラゴサックにレモンで攻撃した場合には、
守備になっているトークンを効果で破壊することはできますがドラゴサック自体は戦闘破壊できません。
どうしてかというと、ダメージ計算によって戦闘破壊が確定する段階ではまだトークンが存在しているからです。
ダメージ計算後の処理でトークンが破壊されても、既に線と破壊されないことが決まっているので、ドラゴサックは墓地へ送られません。
勘違いしている人が意外と多く、実際に処理も難しい分野なので詳しく解説してみます。レッド・デーモンズ・ドラゴンの使い方って結構厄介です。
レッド・デーモンズ・ドラゴンの効果が発動するタイミング
- レッド・デーモンズ・ドラゴン/Red Dragon Archfiend
- シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、
そのダメージ計算後に相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て破壊する。
自分のエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
このカード以外のこのターン攻撃宣言をしていない自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。
まず、レモンの効果はいつ発動するのか、についてです。
レモンの効果は「ダメージステップ中のダメージ計算後のタイミング」で発動します。
これは、相手の守備モンスターを攻撃してダメージ計算が発生し相手モンスターの戦闘破壊が確定した直後のタイミングです。
例えば、裏守備の《ライトロード・ハンターライコウ》に攻撃した場合には以下の様な処理になります。
- レモンが守備モンスターに攻撃した時の処理
-
- レモンがセットされたライコウに攻撃
- ライコウがリバースする(リバース効果はこの時点では発動しない)
- 戦闘ダメージと戦闘破壊の有無を確認。ライコウが戦闘破壊されることが確定
- レモンの効果が発動。相手フィールド上の全ての守備モンスターが効果で破壊される。
このとき、攻撃したライコウも効果によって墓地に送られる - ライコウのリバース効果が発動
ポイントとして、攻撃して戦闘破壊が確定したライコウも、レモンによる全破壊を受けるということです。
戦闘破壊が確定していますが、実際に戦闘破壊による墓地送りの処理はリバース効果の後で行われます。
よって、リバース効果の発動前に発生するレモンの効果破壊により、ライコウは効果で破壊されるのです。
ドラゴサックはトークンがあるときには戦闘破壊されない
- 幻獣機ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack
- エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」
(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の
「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
では、本題です。
状況としては、相手のフィールド上に《幻獣機ドラゴサック》と幻獣機トークンがそれぞれ守備表示で存在しているとします。このドラゴサックにレモンで攻撃した場合、どういう処理をするのでしょうか?
1.ダメージ計算時には永続効果で戦闘破壊が発生しません
レモンがドラゴサックに攻撃したダメージ計算時、本来なら戦闘破壊されるはずのドラゴサックは自身の永続効果によって戦闘破壊されないことが決まりました。
この時点でトークンがドラゴサックの側に存在しているためです。
2.ダメージ計算後にレモンの効果が発動してもトークンだけしか破壊しない
戦闘破壊が不確定になりましたが、レモンの効果は発動します。
しかし、ドラゴサックとトークンのうち、レモンの効果で破壊されるのはトークンだけです。
破壊耐性をもった幻獣機とトークンが同時に破壊される場合には、トークンのみが破壊されるという裁定があります。
- Question
- 自分フィールド上のトークンと「幻獣機メガラプター」が「ブラック・ホール」等の効果によって同時に破壊される場合、どうなりますか?
- Answer
- 自分フィールド上にトークンと「幻獣機メガラプター」が存在する状態にて相手が「ブラック・ホール」を発動した場合、トークンは破壊されますが、「幻獣機メガラプター」は『自分フィールド上にトークンが存在する限り、このカードは戦闘及び効果では破壊されない』効果が適用されている状態にて「ブラック・ホール」の効果を受けますので、「幻獣機メガラプター」は破壊されずフィールド上に残る事になります。
(質問の状況の場合、結果としてトークンのみが破壊される事になります。)
3.トークンを全て失ってもドラゴサックは戦闘で破壊されることはありません
この部分で間違っている人が結構多いので注意してください。
レモンの効果でトークンだけが破壊されました。
では、この攻撃されたドラゴサックは戦闘破壊されるのでしょうか?
いいえ、既にダメージ計算時に自身の永続効果によって「戦闘破壊されない」という事実が確定しています。
ダメージ計算後にトークンが破壊されたとしても、それ以上の破壊が起こらない限りはドラゴサックは破壊されることはありません。
まとめ
戦闘や効果破壊に耐性のあるカードには、レッド・デーモンズ・ドラゴンが有効なことがあります。一度に戦闘破壊と効果破壊の2種類の破壊処理を行えるからです。
しかし、「No.101 S・h・Ark Knight」や「ガチガチガンテツ」のように複数回の破壊耐性を持っていると1度では破壊しきれません。
また、ドラゴサック対策として期待できそうでも、上記のように戦闘破壊と効果破壊を2度にわたって回避されることもあります。
しかし、レッド・デーモンズ・ドラゴンが強力であることには変わりありません。使い方さえ抑えておけば「オベリスクの巨神兵」や「巌征竜-レドックス」のような硬いモンスターでも、守備表示だったら、効果で破壊できます。
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