多重CFの手法はいくつかありますが、今回は「フラクタル型」というものを紹介します。例によって勝手に命名しました。人によっては山脈型とか翼型ともいうそうです。
フラクタル型多重CFとは
多重の作り方はいっぱいあり、タケノコ型を積み重ねたり、それを半回転させた螺旋型にするというのが一般的です。または中心部の背骨を作るキール型にするというのもあります。ブランクCFは亜種なのでこれには含めません
フラクタル型とは、底辺となるCFの上に小さなCFを接続していき最後に大きなCFで覆う、という手法です。イメージしづらいかもしれませんが、実は多くの人が一度は作っているのではないでしょうか?
上の図1をみるとわかりますが、中心となるCFを作り、その2辺にCFを重ねていきます。最後にそれら全部に繋げられるポータルからリンクすれば完了です。
さらにCFを積み重ねていけばより多重化が可能です。図2はさらに底辺となるCFを増やした例です。SoftBankUltraLAの登場によりこのような手法はより手軽になっています。
また、よくみるとタケノコ型もキール型も同じ配置のポータルでできるのがわかります。
フラクタル型のメリット
最大のメリットは、既存のCFやリンクを活かしやすい、ということです。ムカデ(一直線)になったポータル群を利用したくても、すべてのリンクが都合よく切られているわけではありません。放射状に伸びていたり中途半端なCFがあちこちにあったりします。
例えば図3のような無秩序なCFやリンクがあったとします。タケノコ型にはどうもしづらいのですが、フラクタル型にしてしまえば全部を回収することが可能です。(=>図2)
このようにCF・リンクが散逸している場合でも、それらを活かした多重が可能となります。
フラクタル型のデメリット
なんといっても、リンクする順番がわかりづらいのが欠点です(図4)。同じポータル群を使ったタケノコ型やキール型の場合には、リンクの順番は整然としています。けれど、この手法では分割するごとにリンク候補が左右に散ってしまうため、いちいちIntelMapや地図とにらめっこしないといけなくなります。
さらにキーの管理も大変です。タケノコやキール型だったら、どこのキーをどれだけ持っていればいいか、を予測つくのですが、フラクタル状にCFを重ねていくとそれができないケースが多々有ります。
間違いやすいリンク手順
フラクタル型で底辺を作っていると、どうしてもCF同士を結んでしまいたくなります。
図5の赤いリンクを引いてしまう場合です。このように張ってしまうと、多重化が十分に行えません。同じポータルを使っても、図2では合計22のCFが作られているのに対し、図5では16までしか作られません。
タイル状にCFを繋げるのではなく、小さな山を交互に配置していくイメージで底辺を作るとうまくいきます。
ただ、実際に作ってみるとよくわかると思います。
まとめ
- フラクタル型は既存のCFやリンクを最大限に活かす多重CF
- 底辺を作るときには隣接したCF同士を繋げないこと
- 底辺のポータル全部にリンクできる位置のポータルを見つけなければならない
- 多重化が進んでいくとリンクする手順がわかりづらくなる
- 大規模作戦では採用しづらい(<=わかりきってますが
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