遊戯王では「トークン」というものをよく使います。ではこのトークンは普通のモンスターカードとどう違うのでしょうか。ここではトークンの基礎知識を解説します。
目次
- トークンとは何なのか
- トークンに月の書や強制脱出装置は使えるのか
1.トークンとは何なのか
モンスタートークンとはカード効果で作られる「仮のモンスター」です。例えば《終焉の焔》によって作られる「黒焔トークン」や《ダンディライオン》の効果で作られる「綿毛トークン」、さらに【幻獣機】で頻繁に使う「幻獣機トークン」などがあてはまります。
モンスタートークンとは、カードの効果で生み出されたモンスターのことです。
カードではないのでデッキに入ることはなく、破壊されたら墓地に行かず除外もされずにデュエルから取り除かれてしまいます。
実際にフィールドへ出すときは、コインやカードプロテクターなど(攻撃・守備表示ができるものにしましょう)をトークンとしてモンスターカードゾーンに出してください。
トークンは、モンスターの5枚制限の1枚として数えられます。
また、表示形式は表側攻撃表示と表側守備表示のみです。
なお、トークンをエクシーズ素材とする事はできません。ルールブック
1-1.トークンは攻守を区別できるものならばなんでも使用可能
あなたが幻獣機トークンを作ろうとします。この幻獣機トークンは公式で作られているためにそれを使用可能です。しかしトークンカードを必ず使う理由はありません。スリーブや全く使用しないカード、あるいはLEGOなどの立体物でもトークンとして使うことができます。
カード状のものがわかりやすいのですが、なければ攻守を明確に出来る程度のものを用意してください。
トークンとして使うものはあらかじめ相手に申告しておきましょう
1-2.トークンはモンスターでありフィールド上のカードとして扱う
トークンはモンスターカードとして扱います。デッキや手札に加えることができませんが、フィールドにあるときにはモンスターとして、また表側表示のカードとして扱います。
トークンはそれを生み出すカードによって名付けられた固有の名前が存在します。《おジャマトリオ》の効果で作られた「おジャマトークン」は、「おじゃまと名のついたモンスターカード」という扱いになります。また必ずレベル・種族・属性・攻守を設定されるので、それらを参照するカードの効果に左右されます。例えば《一族の結束》などでトークンの攻守は増減します。
そしてフィールド上のモンスターカードですから、《ブラック・ホール》などの効果でモンスターカードとして破壊されてしまいます。
1-3.トークンをエクシーズ素材に使用することはできない
トークンはアドバンス召喚のためのリリース素材や、シンクロ素材に活用することができます。他にも様々なカードの補助を担うことができます。しかし、トークンはフィールド以外では存在ができません。よってエクシーズ素材のようなフィールド上のカードとして扱わないものになることはできません。よってモンスタートークンをエクシーズ素材にすることは不可能なのです。
自分フィールド上に存在する「綿毛トークン」等のモンスタートークンを、エクシーズ素材として使用する事はできません。
1-4.トークンは全て通常モンスターとして扱う
トークンは必ずそれを生み出すカードの効果が存在します。勝手にトークンが出てくることはありません。そのトークンの中には、破壊されるとプレイヤーにダメージを与える「ナイトメア・デーモン・トークン」やアドバンス召喚に利用できない「羊トークン」などがあります。これらのトークンは効果モンスターなのでしょうか?
トークンはいかなるカードによって作られても「通常モンスター」として扱います。利用に制限のあるトークンやダメージを与えるトークンなどは一見すると効果モンスターのように見えます。しかしトークンそのものはカードの代替品でしかありません。その効果等を与えているのはトークンを生成したカードなのです。
よって《停戦協定》はトークンをダメージ計算に含むことができず、スキドレの効果を受けることがありません。
2.トークンに月の書や強制脱出装置を使うことはできるのか
モンスターカードとして扱うトークンですが、それに対して月の書や強制脱出装置や奈落の落とし穴といったメジャーなカードを使うことは出来るのでしょうか?
2-1.トークンを裏守備にすることはできない
モンスタートークンはフィールド上のカードですが、これには表側表示形式しかありません。裏守備にすることができないのです。よって、月の書をモンスタートークンを対象に発動することはできません。
2-2.除外や手札に戻す効果を使うことができるが、そのまま消滅する
裏守備にできないトークンですが、モンスター同様に戦闘破壊や効果破壊を受けます。また奈落の落とし穴や強制脱出装置といった除外したり手札に戻すカード効果は受けます。
しかしトークンはフィールド上のみに存在するため、破壊されても墓地にいくことはなく、手札に戻ることも除外されることもありません。そのような場合にはフィールド上から消滅します。
ただし、破壊効果を受けて消滅しても「モンスターが破壊された」という扱いになるので《機皇帝ワイゼル∞》の条件を満たします。
この処理は、相手カードを墓地に送った時に発動するカード効果や、手札に戻った時に発動するカードとの辛味で非常に重要になってきます。
2-3.収縮をつかうと原則としてフィールド上に出た時の数値を半分にする
モンスタートークンの「元々の攻守」は、そのトークンをつくるカードが設定した値になります。
例えば《No.42 スターシップ・ギャラクシー・トマホーク》によって生成される「バトル・イーグル・トークン攻2000/守0」の元々の攻撃力は2000です。他のカードによって攻守が変動しても、トマホークによって設定された数値が元々の値となります。よってこのバトル・イーグル・トークンに収縮を使うと、攻撃力は1000になるのです。
他の例も見てみましょう。《冥府の使者ゴーズ》によって作られる「カイエントークン」は攻守が不定です。このトークンの攻守は戦闘または効果ダメージの数値で決まるためです。しかしフィールドに出た段階で元々の数値は決定しています。例えば2000の戦闘ダメージを受けたのならば、元々の攻守が2000のカイエントークンがでることになります。
まとめ
モンスタートークンはモンスターカードの振る舞いをする特別な要素です。普通のモンスターとは少し違う挙動がありますから1つづつ丁寧に扱う必要があります。
- トークンは攻守の判別がつくものならば、基本的にどんなものを使っても良い
- フィールド上にあるときのみモンスターカードとして扱う。それ以外の場所では存在ができない
- エクシーズ素材になれない
- トークンは全て通常モンスター
- モンスタートークンに裏側表示形式はない
- 破壊されたり手札に戻るまたは除外されるなどするときには、フィールドから離れた瞬間に消滅する
- カード効果で特殊召喚されるときに設定されている攻守の数値を元々の数値として扱う
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