今回は優先権の問題です
- 【問題】
- 《星輝士デルタテロス》がX召喚に成功した場合、相手はどの魔法・罠・モンスター効果も発動できません。では、そのデルタテロスの(2)の起動効果発動前に、相手は強制脱出装置によってそのデルタテロスをバウンスさせることはできるでしょうか?
- 【解答】
- できません。その場合、デルタテロスの起動効果の発動にチェーンして相手は強制脱出装置を発動します。
これは公式裁定に載ったいたものの簡略化したものです。実際にどういう理屈なのか直感的に分かりづらいと思いますので、解説します。
デルタテロスのX召喚時に何も発動しなければ相手に優先権が移らない
デルタテロスのX召喚成功時、そのコントローラから見て相手プレイヤーはどのカードや効果の発動もできません。そして、自分もその特殊召喚成功時に何も発動しなかったとします。
本来、デルタテロスが出た直後のタイミングでターンプレイヤーが何も発動しない(=優先権放棄)を宣言した場合には、自動的に相手プレイヤーに優先権が移ります。しかし、デルタテロスの影響で相手はこのタイミングに何も発動することができません。
結果的に相手も優先権を放棄した形になります。
そして「お互いに優先権を放棄した」と扱うため優先権はリセットされてターンプレイヤーから全てのプレイをはじめられます。
よって、デルタテロスの特殊召喚後のタイミングでターンプレイヤーは起動効果やモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚あるいは通常魔法の発動等を相手よりも先に行うことが可能です。
優先権が相手プレイヤーに渡るのは、デルタテロスの起動効果等を発動したときです。
相手プレイヤーにとっては不本意なことですが、強制脱出装置などを持っていてもデルタテロスの効果にチェーンことでしか発動が出来ないのです。
以下は時系列で表したものです。上半分がX召喚成功時の優先権の移動。下半分がそれ以降です。ナルミさんありがとうございます。
上の図を見てもらえればわかりますが、優先権のある方からカードや効果の発動ができるのがわかります。
そして3番目で互いに発動しなかったため「互いに優先権を放棄した」という状況が発生して優先権の移動がストップします。この状態になってはじめてデルタテロスの側は起動効果や通常魔法の発動が可能となるのです。
実に面倒な手順を踏んでいるように見えますが、実はモンスターの召喚や特殊召喚したときの処理と殆ど変わりません。違いは相手がデルタテロス特殊召喚時にカードを発動できないことだけです。
まとめ
優先権の移動は目に見えませんが、このようにまどろっこく視覚的にしてみると案外単純なことだとわかります。
大事な点として「起動効果や通常魔法は、お互いに優先権を放棄した直後でしか発動できない」ということ。それさえ問題なければ優先権がどちらにあるかを確認するだけです。
デルタテロスは本当に面白いカードだと改めて感じます。1つ目の効果だけでも様々なパターンがあって、それぞれがとてもおもしろい。実際に使うときにはお互いに注意しないといけないので大変です。上級者向けのカードと言えます。
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