《護封剣の剣士》の正しい使い方

護封剣の剣士(ごふうけんのけんし)》に関するTipsです。便利なカードだという認識が広まっています。しかしサイドラの特殊召喚とは根本的に違いますし、ゴーズやトラゴエディアとも違う種類のカードなので丁寧に使い方を確認してください。

遊戯王カード DP14-JP013 護封剣の剣士(スーパーレア)遊戯王ゼアル [DUELIST PACK -遊馬編2 ゴゴゴ&ドドド-]
護封剣の剣士
効果モンスター 星8/光属性/戦士族/攻 0/守2400
  • 誘発効果相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。さらにこのカードの守備力がその攻撃モンスターの攻撃力より高い場合、その攻撃モンスターを破壊する。
  • また、フィールド上のこのカードを素材としてエクシーズ召喚したモンスターは以下の効果を得る。『このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない』

アドバンス召喚や死者蘇生も使える通常召喚モンスター

《冥府の使者ゴーズ》や《バトルフェーダー》にも当てはまりますが、このカードは手札から特殊召喚できる効果を持っているものの、それ以外の方法でもフィールド上にだす事が可能です。例えばアドバンス召喚しても良いし、トレードインなどで手札から直接墓地に送ったあとで死者蘇生を使っても出せます。特殊召喚モンスターではないためです。バトルフェーダーと違って除外されないというのはかなりのメリットでもあります。

また、死者蘇生で出した護封剣の剣士をエクシーズ素材にしても戦闘破壊されない効果が付与されます。誤解されがちですので注意してください。

自身を特殊召喚する処理と破壊処理は、1つの誘発効果のなかで行われます

相手の直接攻撃宣言時に護封剣の剣士を手札で発動。その効果は「1:護封剣の剣士を特殊召喚」「2:守備力以下の攻撃力のモンスターを破壊」という2つの性質を持っています。ですから、攻撃力2400以下のモンスターが攻撃すればスターダスト・ドラゴンの発動条件を満たすことになるのです。

護封剣の剣士フローチャート

1つの効果の中に2つの処理が入りますが、それぞれは順番に実行されます。フローチャートにしてみると分かりやすいかと思います。一つの効果のなかで一連の処理をするため、特殊召喚された後で破壊効果が発動するわけではありません。ゴーズは特殊召喚とトークンやバーン効果がわかれていますが、護封剣の剣士は一緒なのです。注意してください。似た効果に「ゴーストリック・フロスト」があります。そちらの記事も参考にしてください。[参考]オピオンや武神対策に使われる「ゴーストリック・フロスト」の使い方

破壊するモンスターは特殊召喚成功時の守備力で決定

護封剣の剣士が自身の効果で特殊召喚に成功した時、相手の直接攻撃してきたモンスターの攻撃力と自身の守備力を比較して、守備力が攻撃力よりも上ならば相手を破壊します。このとき、フィールド魔法などで守備力が3000になっていたならば、3000未満のモンスターを破壊することができるのです。

奈落の落とし穴の回避方法の逆だと考えればいいでしょう。あちらは効果処理前に攻撃力が1500未満になると破壊されませんが、護封剣の剣士は自身の守備力がフィールド上であれば破壊できる範囲が広がるわけです。

破壊効果を使うと激流葬や奈落を発動できない

護封剣の剣士による特殊召喚は、フェーダーと同じくバトルフェイズ中に行われるために、奈落や激流葬を発動できます。ダメージステップではないからです。

しかし、特殊召喚に成功した直後に破壊効果を使用すると、効果処理が終了した直後のタイミングが特殊召喚されたタイミングでなくなってしまいタイミングを逃すことになります。

Question
「護封剣の剣士」が自身の効果によって手札から特殊召喚される際に、相手は「激流葬」を発動する事はできますか?
Answer
「護封剣の剣士」の効果処理は、『このカードを手札から特殊召喚する』の処理が行われた後、『さらにこのカードの守備力がその攻撃モンスターの攻撃力より高い場合、その攻撃モンスターを破壊する』処理を行います。 したがって、『さらにこのカードの守備力がその攻撃モンスターの攻撃力より高い場合、その攻撃モンスターを破壊する』処理が適用される場合、特殊召喚する処理にて処理が完了した扱いとはならず、相手は「激流葬」を発動する事はできません。
公式裁定

下記の裁定も基本は同じことを言っています。

Question
「護封剣の剣士」が自身の効果によって手札から特殊召喚される際に、攻撃モンスターが相手フィールド上に表側表示で存在しない場合や、「護封剣の剣士」の守備力よりも攻撃モンスターの攻撃力の方が高い場合、相手は「奈落の落とし穴」を発動する事ができますか?
Answer
「護封剣の剣士」の効果で『このカードを手札から特殊召喚する』の処理を行う際、相手フィールド上に攻撃モンスターが表側表示で存在しない場合、「護封剣の剣士」の効果処理は、「護封剣の剣士」自身を特殊召喚する処理で完了した扱いになりますので、相手は「奈落の落とし穴」を発動する事ができます。 また、「護封剣の剣士」の効果で『このカードを手札から特殊召喚する』の処理を行う際、その攻撃モンスターの攻撃力が「護封剣の剣士」の守備力よりも高い場合も、「護封剣の剣士」の効果処理は、「護封剣の剣士」自身を特殊召喚する処理で完了した扱いになりますので、相手は「奈落の落とし穴」を発動する事ができます。
公式裁定

戦闘破壊されない効果は、エクシーズモンスターの効果として扱います

護封剣の剣士をエクシーズ素材にした場合、そのエクシーズ先は「1ターンに1度戦闘では破壊されない」という効果を得ます。この効果自体はエクシーズのものになるので、たとえば《ジェムナイト・パール》のような効果のないモンスターに(レベルを下げるなどの工夫をした上で)使えば、パールは「1ターンに1度戦闘破壊されない効果モンスター」になります。

また、効果を得たエクシーズがスキルドレインを受けると持っていた破壊耐性も一緒に無効化されますが、スキドレがなくなれば再び適用されるようです。

Question
「護封剣の剣士」をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚されたエクシーズモンスターの効果が「スキルドレイン」で無効になりました。 その後、「スキルドレイン」の適用がなくなった場合、そのエクシーズモンスターが得ている『●このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない』効果はどうなりますか?
Answer
「護封剣の剣士」をエクシーズ素材としてエクシーズ召喚されたエクシーズモンスターに「スキルドレイン」が適用された場合、得ている『●このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない』効果は得たままですが、その効果は無効化された状態となります。 その後、「スキルドレイン」の適用がなくなった場合には、『●このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない』効果は再び適用できる状態に戻ります。 なお、「スキルドレイン」の適用中に、「護封剣の剣士」をエクシーズ素材としてエクシーズモンスターがエクシーズ召喚された場合も同様です。

さらに素材になっている護封剣の剣士を取り除いても破壊耐性は持続しますから、遠慮なく効果を使用できます。ただし、裏守備になると戦闘破壊耐性効果がなくなります。(※反転召喚するとどうなるのかは検証中)

総合的に見てとてもよいカードであることがわかります。バトルフェーダーやゴーズと比較すれば確実性に劣りますが、破壊効果があるのでアドバンテージが取りやすく、エクシーズ素材となって後続をカバーできるのでとても優秀です。《神竜騎士フェルグラント》の素材にするなどして耐性を付与すれば、優位に立つでしょう。

護封剣の剣士に関して簡単にまとめました。検証中のものもありますから扱いは慎重に。

  • 特殊召喚モンスターではない通常召喚モンスター。蘇生制限もなくどこからでも出せる
  • 特殊召喚効果は手札で発動する誘発効果(トリケライナーとはちょっと違う)
  • 手札からの特殊召喚時は攻撃宣言時なので、ダメージステップ中ではない
  • 破壊する効果は手札の誘発効果に含まれるので、ゴーズと違ってフィールド上で発動することはない
  • 破壊するモンスターは対象をとらない。ただし破壊できるのは直接攻撃してきたモンスターで、かつ守備力が攻撃力より上(同じ数値では不可)になっている必要がある
  • 特殊召喚成功時の守備力で破壊できるかどうかが最終的に決まるので、守備力が2400より大きくなっていれば破壊する範囲は広がる
  • トリケライナーやバトルフェーダー同様にスキルドレインの影響を実質受けない
  • 破壊処理を行うと、特殊召喚時のタイミングで処理が終わらないため、奈落や激流葬のタイミングを逃す
  • 破壊耐性はエクシーズが持つ効果。裏になったりスキルドレインをエクシーズが受けると無効になる