最近の公式裁定はかなり挑戦的というか、他の裁定を覆しかねないことばかりで困ります。ガイドラインの変更はいいですが、もう少し透明性を出してくださいね。
さて、《星因子アルタイル》は「場合の任意効果」を持っています。この効果は基本的にタイミングを逃しにくいのですが、以前の裁定では「召喚・特殊召喚した場合に発動する任意誘発は、フィールド上にいないと発動できない」とされていました。(いつからかはわかりません)
しかし、最新の裁定によって「場合の任意効果」ならば一度でも条件を満たせば墓地にあっても発動できる、とあります。
どうしてそのような処理をするのか等は今回深く取り上げませんが、実際にどういう流れかを簡単に紹介します。
下記も参照してください
サイクロン=>リビデ=>アルタイル
公式裁定では以下のとおりです。
- Question
- セットされている「リビングデッドの呼び声」を対象として「サイクロン」が発動しました。
チェーンしてその「リビングデッドの呼び声」を発動し、墓地の「星因士 アルタイル」を対象とした場合、一連のチェーン処理後、「星因士 アルタイル」の効果を発動する事はできますか?
- Answer
- 質問の場合、チェーン2にて発動した「リビングデッドの呼び声」の効果によって、「星因士 アルタイル」の特殊召喚に成功していますので、一連のチェーン処理後に「星因士 アルタイル」の効果を発動する事ができます。
その場合でも、対象のモンスターは通常通り特殊召喚され、『この効果の発動後、ターン終了時まで「テラナイト」モンスター以外の自分フィールドのモンスターは攻撃できない』処理も適用される事になります。
「サイクロン」の対象となった「リビングデッドの呼び声」をチェーンにて発動し、墓地の「星因士 アルタイル」を特殊召喚した場合、その「星因士 アルタイルの効果は発動できますか?
まず、サイクロンを相手が発動してチェーンしてリビデ。対象は墓地のアルタイルです。
これを解決すると、まずリビデの効果でアルタイルが特殊召喚。その後、サイクロンでリビデが破壊され同時にアルタイルも破壊されます。
ここまでが一連のチェーン処理に当たります。アルタイルはチェーン処理途中に特殊召喚されたのでここでは効果を発動できません。実際の発動タイミングは、サイクロンの処理後。
サイクロンの処理後にフィールド上で効果を発動
サイクロンの処理後には墓地にあるので、一見すると効果を使えないように見えますが、公式裁定いわくこの状態で効果を発動できるらしいです。しかも、カードは墓地にあっても発動するのは「フィールド上」です。墓地発動ではないことに注意してください。(事務局に確認済み)
墓地発動ではないので、例えば《透破抜き》が使えません。似た処理に、ドリルロイドでライコウが破壊された時の状況があります。
なぜ、効果解決時にフィールド上に存在していなくても発動できるのかは謎です。「場合の任意効果」だから発動条件が緩いとしか言えません。なお、デッキや手札などの非公開情報領域に送らると発動が出来ないのは変わりません。
まとめ
- アルタイルの「場合の任意効果」は、効果処理途中に特殊召喚されその後墓地に行っても発動する
- カードが墓地にあっても効果自体はフィールド上で発動する扱い(リバース時の誘発効果と同じ)
色々と突っ込みどころがありますが、公式で明言しているのでしょうがないです。
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