オピオンや武神対策に使われる《ゴーストリック・フロスト》の使い方

ゴーストリック・フロスト》が《ヴェルズ・オピオン》や「武神」への対策として有効だとされます。効果は対象をとらない擬似月の書といったところです。

《侵略の汎発感染(はんぱつかんせん)》や《禁じられた聖衣》さらに《スキル・プリズナー》の存在から、オピオンを突破するのは容易ではなくなりました。しかし、フロストの効果は手札で発動するため奇襲性が高く、なおかつ対象をとらない非破壊であるため、それらをすり抜けることができるのです。またレベル1であることからオピオンの妨害を受けません。

【武神】に対しては《武神器-ヘツカ》や《武神器-サグサ》を回避し、さらに《武神-ヤマト》のサーチ効果を封じることもできます。

フロストは【ゴーストリック】で活躍するカードですが、他のデッキに出張しても問題ない汎用性を誇る優秀なカードです。エフェクト・ヴェーラーと違い効果を無効にできませんが、それでも十分な強さです。

ではこのカードの具体的な効果処理を解説してみます。特にゴーストリック以外のデッキでフロストを使う際に役立つと思います。

ゴーストリック・フロスト
遊戯王カード LVAL-JP021 ゴーストリック・フロスト/(ノーマル)/遊戯王ゼアル [レガシー・オブ・ザ・ヴァリアント]
効果モンスター 星1/闇属性/悪魔族/攻 800/守 100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。 このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、相手の直接攻撃宣言時に発動できる。 その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。

1:召喚にはゴーストリックが必要だけど、セット・反転・特殊召喚には必要ない

「ゴーストリック」特有の「自分フィールド上に『ゴーストリック』と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。」というルール効果。

「召喚」とはつまり「表側攻撃表示で通常召喚すること」です。逆にそれ以外の召喚方法には支障がありません。「裏側表示でのセット」「反転召喚」「特殊召喚」のいずれも場にゴーストリックが存在しなくても行えます。

【ゴーストリック】以外のデッキでゴーストリック・フロストだけを使うならば、事実上召喚がほとんど行えないといえます。

2:相手の直接攻撃宣言時に発動する効果は、手札発動の対象をとらない誘発効果

ゴーストリック・フロストがどうして強力かといえば以下の特性があるからです。

ゴーストリック・フロスト
  • 『その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する』効果は手札にて発動する誘発効果です。
  • 「ゴーストリック・フロスト」の『その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する』効果処理にて、『その相手モンスターを裏側守備表示にし』の処理と、『このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する』処理は同時に行われる扱いとなります。
ゴーストリックフロスト公式裁定
Q:相手モンスターを裏側守備表示にする効果は対象を取る効果ですか?
A:いいえ、対象を取らない効果です。(13/11/18)
遊戯王wiki
ゴーストリック・フロスト オベリスクの巨神兵 神樹の守護獣−牙王

対象をとる効果に耐性があるモンスターは、《No.74 マジカル・クラウン-ミッシングソード》《神樹の守護獣−牙王》があります。これらのカードの直接攻撃時にも、フロストで妨害することが可能です。

他にも、《武神器-ヘツカ》や聖衣を使ってくる【武神】への対策としても機能します。[参考]対【武神】に使えるカード

3:その他注意すること

ゴーストリック・フロストはいざとなった時に役立ちますが、注意すべき点も当然あります。

相手の直接攻撃宣言時でなければ効果を発動できない

バトル・フェーダーにもいえますが、相手の直接攻撃宣言時でなければ発動できません。ゴーストリックではその問題はゴーストリック・ハウスなどで解決できますが、他の出張デッキ等では気をつけるべきです。またバトルステップの巻き戻し等で、直接攻撃に変わるとタイミングが合わないので発動も不可。

虚無空間や大天使クリスティアがあると効果を発動できない

対象をとらない月の書のような効果ですが、自身を特殊召喚する効果を含むために《虚無空間(ヴァニティー・スペース)》や《大天使クリスティア》などがあると効果の発動自体が不可能です。

フロストの誘発効果にチェーンして虚無空間を発動されると、相手のモンスターを裏守備にするだけで自身を特殊召喚しません。知らない人もいるので注意です。

Question
「昇霊術師 ジョウゲン」の『このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない』効果が適用されている場合、手札の「ゴーストリック・フロスト」の効果を発動できますか? また、手札の「ゴーストリック・フロスト」の効果の発動にチェーンした「リビングデッドの呼び声」によって「昇霊術師 ジョウゲン」が特殊召喚された場合、どうなりますか?
Answer
「昇霊術師 ジョウゲン」の『このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない』効果が適用されている場合、手札の「ゴーストリック・フロスト」の効果を発動する事はできません。 また、手札の「ゴーストリック・フロスト」の効果の発動にチェーンした「リビングデッドの呼び声」の効果によって、「昇霊術師 ジョウゲン」が特殊召喚されている場合、『その相手モンスターを裏側守備表示にし』の処理は適用されますが、『このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する』処理を適用する事はできません。 (特殊召喚できなかった「ゴーストリック・フロスト」は手札に残ります。)

相手モンスターが効果解決前にいなくなったり裏守備になったら

直接攻撃宣言時に発動できても、チェーンして月の書や強制脱出装置をそのモンスターに掛けられることもあります。その場合には、相手モンスターを裏守備にできないために自身を特殊召喚することもできなくなります。

Question
手札にて発動した「ゴーストリック・フロスト」の効果にチェーンして「強制脱出装置」が発動し、効果処理時に攻撃モンスターがフィールド上から離れている場合、処理はどうなりますか?
Answer
手札にて発動した「ゴーストリック・フロスト」の効果処理時に、チェーンして発動した「強制脱出装置」の効果によって、攻撃モンスターがフィールド上から離れているような場合には『その相手モンスターを裏側守備表示にし』の処理を適用する事ができませんので『このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する』処理は適用されません。 (特殊召喚できなかった「ゴーストリック・フロスト」は手札に残ります。)

手札から特殊召喚できる誘発効果の中でも、ゴーストリック・フロストは比較的優秀です。バトルフェーダーがバトルを終了させる役割を持つのと違い、こちらは相手モンスターの除去を行えます。破壊耐性や対象耐性を持つカードが多いなかでフロストの存在は際立ちます。