《光と闇の竜》（以下、ライダー）が装備カードになっているとき、発動を無効にするモンスター効果は使えません。モンスターカードではないからです。

しかし、装備カード状態で破壊され墓地に送られた場合には、全破壊＆特殊召喚効果を発動できます。その発動は墓地にて効果なので、墓地だと装備カード状態ではないためです。

装備モンスターがフィールドを離れても効果を発動できる

装備カードはルールによってフィールド上で破壊される

装備カード（魔法）は、装備しているモンスターが破壊されるなどすると同時に「破壊」されます。これはルールによる破壊なので原則回避するkとはできません。また、フィールド上で破壊されているので装備状態のライダーはその発動条件を満たします。

装備モンスターがフィールドを離れた場合や裏側表示になった場合、装備されている装備魔法は破壊され墓地へ送られる。また、装備モンスターが装備魔法の装備できるモンスターの条件を満たさなくなった場合でも、装備されている装備魔法は破壊され墓地へ送られる。いずれの場合も、その装備魔法はカードの効果によって破壊された扱いではない。

パーフェクトルールブック

巨竜の聖騎士とのコンボについて

《巨竜の聖騎士(パラディン・オブ・フェルグラント)》がその効果でライダーを装備している状態で、自身をリリースしたとします。そうすると装備モンスターと装備カードの関係がきれてしまうため、上記の理由によりライダーは破壊され墓地に送られます。結果、特殊召喚効果の発動条件を満たします。

ライダーの効果は強制の誘発効果ですからタイミングは逃さないのですが、聖騎士の発動にチェーンはできません。聖騎士の効果を含む一連の処理が終わった直後に発動します。

なお、聖騎士のコストとして装備カードのライダーを選択はできません。ライダーは装備カード状態になっているとモンスターとは扱われないためです。

ライダーが特殊召喚効果を発動条件

どこで破壊されても発動できる

ライダーは破壊されて墓地に送られさえすれば、全破壊＆特殊召喚効果を発動・適用できます。それはフィールド上にかぎらず、手札・デッキでも同じです。

主な破壊は戦闘や効果破壊です。例えば以下が当てはまります。

破壊された扱いにならない場合

たとえばX素材状態がそうです。

ライダーをX素材としている《神竜騎士フェルグラント》が戦闘によって破壊された場合、X素材のライダーも同時に墓地に送られます。

ただし、それは破壊されている扱いではないため墓地で特殊召喚効果は発動しません。

上に重ねられたエクシーズモンスターがフィールドを離れた場合、エクシーズ素材は墓地へ送られる

パーフェクトルールブック

また、聖騎士がデッキからサーチして装備する効果処理前に、その聖騎士がフィールドを離れると効果そのものが不発となり、ライダーは装備できずデッキに残ります。装備対象不在で破壊されるわけではないので注意が必要です。

他にもいろいろありますが、単純に「破壊」とない効果では発動条件を満たしません。

まとめ

巨竜の聖騎士の登場でライダーとのコンボが注目されましたが、意外と多くの人から「聖騎士がリリースされてもライダーは発動できるの？」と聞かれることがあります。

繰り返しになりますが、装備カードはその装備モンスターがフィールドから離れると「ルールによって破壊されて墓地に送られる」ため、ライダーの発動条件を満たします。

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