ダムドの特殊召喚をDDクロウで無効にできるのかどうか

インカアジサシ

優先権の問題が絡むと遊戯王は面白くなりますが、同時に争いのもとになることが多々あります。今回はよくある「ダムドとDDクロウの問題」についてです。

ダムドの特殊召喚にDDクロウの割り込みは不可

通勤時のラッシュ:社畜の安寧PAK42_syachikunoannei1323500

ダムドこと《ダーク・アームド・ドラゴン》は自身を手札から特殊召喚する「召喚ルール効果」を持っています。これはチェーンブロックを作れませんので、「ダムドの特殊召喚効果にチェーンしてDDクロウを発動!」とはいきません。

     
ダーク・アームド・ドラゴン
遊戯王カード ダーク・アームド・ドラゴン / デュエリスト・エディションVol.2(DE02) /遊戯王ゼアル 効果/特殊召喚(準制限)
星7/闇属性/ドラゴン族
攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。 (1)自分のメインフェイズ時に自分の墓地の闇属性モンスター1体を ゲームから除外する事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

優先権がないとダムドの特殊召喚もDDクロウの発動もできない

通勤中に今日のパンデミックをチェックする意識高めの社畜ゾンビ [モデル:大川竜弥]ZOM86_keitaiijiruzombie20140503500

ダムドの特殊召喚を宣言するには必ずターンプレイヤーに優先権がないといけません。その状況は以下です。

  1. メインフェイズの開始時
  2. お互いが何も発動しない(優先権を互いに放棄した)とわかった直後

スタンバイフェイズからメインフェイズに移行した場合、その開始時にはターンプレイヤーに優先権があります。相手はターンプレイヤーがなにか行動を起こさなければ何もすることができません。DDクロウのようなクイックエフェクトの発動も優先権がないと始まりません。 つまり、このタイミングにおいて、ターンプレイヤーがダムドの特殊召喚を行うよりさきにDDクロウを発動して墓地の枚数を変えることはできないということです。

墓地確認をしても相手がカードをプレイできるわけではない

ここで注意すべきは「墓地の枚数を確認することで相手に優先権が移るわけではない」ということ。死者蘇生などでもいえますが、お互いに墓地などの公開情報エリアのカードを確認する行為はどのタイミングでも行えます。この行為自体に優先権の有無は関係ありません。 つまり、メインの開始時に墓地の枚数を確認したからといって、それをもとに非ターンプレイヤーがクロウを発動することは不可能。優先権が移っていないためです。

優先権が相手に移る行為

例えば、墓地に闇属性が3体あることを確認したあとダムドの特殊召喚宣言をせず、手札のサイクロンを発動したとします。これならば相手にクイックエフェクトを発動できるようになり、DDクロウを使って墓地の枚数調整を行えます。 また別のモンスターを通常召喚・反転召喚・特殊召喚した場合なども同様です。《暗黒界の尖兵 ベージ》を召喚した場合、次のモンスターの特殊召喚や反転召喚を行う前に互いに優先権を放棄しなければいけません。よって、ターンプレイヤーはここで必ず優先権を相手に渡すので、ここでDDクロウを発動することも可能です。

メインフェイズを巻き戻される可能性

積み重ねられたギア

しかし、大会などではフェイズ以降の確認が不十分で巻き戻されることもあります。

スタンバイからメインに移るには、互いに優先権を放棄します。ターンプレイヤーがその確認を行っていなかった場合には、メインフェイズをやめてスタンバイフェイズに巻き戻すこともしばしばです。 スタンバイフェイズに戻ったならば、相手がそのスタンバイ中にDDクロウを発動して墓地のカードを取り除くことが可能です。こういう自体が起きないように、フェイズの移行や優先権の有無などはしっかり行う必要がありそうですね。

逆に、スタンバイフェイズやバトルフェイズなどで既に手札のカードがわかっている状況では、メインフェイズに移行される前に墓地のカードを除外するなどして相手の行動を制限することも大事です。

補足:開闢やグラファの特殊召喚も同様

カオス・ソルジャー -開闢の使者-》や《暗黒界の龍神グラファ》の特殊召喚も同様です。

墓地のモンスターを除外したり、手札に戻して特殊召喚を行うときにDDクロウで妨害は基本的にできません。クロウを発動できるのは、特殊召喚の前後に限られます。開闢が墓地にカードを除外して手札から特殊召喚するまでが一連の動作であるため、開闢の特殊召喚宣言が行われた時点で相手は何もすることができません。唯一できるのが、ライオウや神宣などの特殊召喚を無効にするカードの発動です。

まとめ

視点が変わりますが、ダムドの特殊召喚を防ぐためにDDクロウを使うためには、以下のことに注意する必要があります。

  1. ダムドの特殊召喚はチェーンブロックを作らないので、DDクロウで特殊召喚に割り込むことはできない
  2. ターンプレイヤーに優先権があるときDDクロウは発動できない
  3. 墓地の確認では優先権は移らないため、墓地確認後にDDクロウは使えない
  4. 優先権が移る行為(カードの発動や召喚等)をした場合には、優先権が移るのでダムドの特殊召喚前に墓地を操作できる
  5. メインフェイズ前に、墓地や手札の状況を考えた上でDDクロウで墓地を操作するのがベター

DDクロウにかぎらず、転生の予言やマインドクラッシュでも使えます。優先権の移り変わりは視覚的にわからないので、様々な工夫が必要です。このあたりはなれるしかないのが現状ですのでがんばりましょう。

なお、特殊な状況ではダムドの特殊召喚の最中に墓地操作できることもあるのですが、それはまた別の機会に話します。